2026.01.15 Thu
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会計学研究所公開講演会
佐々木名誉教授 『スムマ』の意義解説
専修大学会計学研究所(国田清志所長)の公開講演会が12月17日、神田キャンパスで行われた。
同研究所では、会計学を学ぶ学生や教員らを対象にした講演会を定期的に開いている。今回は商学研究所と共催で、佐々木重人名誉教授・前学長による講演「イタリア・ルネサンスの商人に宛てた賜り物―ルカ・パチョーリ著『スムマ』初版:1494年―」を開催した。
『スムマ』(正式名『算術、幾何、比及び比例総覧』)は、15世紀のイタリアで刊行された実用数学書。現代複式簿記の原型であるヴェネチア式簿記を初めて紹介した活版印刷本として知られ、著者のルカ・パチョーリは「会計の父」とも称されている。
本学図書館は、美術工芸の観点からも貴重な『スムマ』の初版を所蔵している。今回の講演で佐々木名誉教授は、購入時のエピソードなども織り交ぜながら、この本の歴史的価値や会計学上の意義について語った。
刊行当時の時代背景として、「十字軍の遠征ルートが商業ルートとして開発されたこと」「そのルートを活用してイタリア商人が交易活動を本格的に開始したこと」「利益計算のために多様な帳簿記録法が実践されていたこと」の3点を挙げた。そのうえで、『スムマ』が出版されるに至った要因を、ルカ・パチョーリが生きた時代、生活した場所、積み重ねたキャリアの観点から丁寧に解説した。
複式簿記はその後、ヨーロッパ諸国やアメリカに広がっていく。普及過程を説明するなかで佐々木名誉教授は、「明治期にアメリカから日本にもたらされ、現在は本学の『ラオス複式簿記普及プロジェクト』を通じてラオスに伝えられている」と話した。
レオナルド・ダ・ヴィンチの研究メモには、友人であったルカ・パチョーリの名前が多く書き留められているという逸話なども紹介し、「『スムマ』はルネサンスが生み出した成果の一つ」と結んだ。
受講した商学部3年次生は「普段学んでいる会計学に関する歴史的書物について知る貴重な機会になった」、「ヴェネチアという場所、ルネサンスという時代が重なって現在の会計の基礎が生まれたことが分かり、感銘を受けた」と感想を述べた。
同研究所では、会計学を学ぶ学生や教員らを対象にした講演会を定期的に開いている。今回は商学研究所と共催で、佐々木重人名誉教授・前学長による講演「イタリア・ルネサンスの商人に宛てた賜り物―ルカ・パチョーリ著『スムマ』初版:1494年―」を開催した。
『スムマ』(正式名『算術、幾何、比及び比例総覧』)は、15世紀のイタリアで刊行された実用数学書。現代複式簿記の原型であるヴェネチア式簿記を初めて紹介した活版印刷本として知られ、著者のルカ・パチョーリは「会計の父」とも称されている。
本学図書館は、美術工芸の観点からも貴重な『スムマ』の初版を所蔵している。今回の講演で佐々木名誉教授は、購入時のエピソードなども織り交ぜながら、この本の歴史的価値や会計学上の意義について語った。
刊行当時の時代背景として、「十字軍の遠征ルートが商業ルートとして開発されたこと」「そのルートを活用してイタリア商人が交易活動を本格的に開始したこと」「利益計算のために多様な帳簿記録法が実践されていたこと」の3点を挙げた。そのうえで、『スムマ』が出版されるに至った要因を、ルカ・パチョーリが生きた時代、生活した場所、積み重ねたキャリアの観点から丁寧に解説した。
複式簿記はその後、ヨーロッパ諸国やアメリカに広がっていく。普及過程を説明するなかで佐々木名誉教授は、「明治期にアメリカから日本にもたらされ、現在は本学の『ラオス複式簿記普及プロジェクト』を通じてラオスに伝えられている」と話した。
レオナルド・ダ・ヴィンチの研究メモには、友人であったルカ・パチョーリの名前が多く書き留められているという逸話なども紹介し、「『スムマ』はルネサンスが生み出した成果の一つ」と結んだ。
受講した商学部3年次生は「普段学んでいる会計学に関する歴史的書物について知る貴重な機会になった」、「ヴェネチアという場所、ルネサンスという時代が重なって現在の会計の基礎が生まれたことが分かり、感銘を受けた」と感想を述べた。
▲学生や教員など多くの方が参加した公開講演会
▲『スムマ』の会計学的意義を説明する佐々木名誉教授