2025.12.18 Thu
ONLINETOPICS
社会知性フォーラムを専大北上高で開催
学校教育と地域の関わり学ぶ
▲専修大学北上高校で開かれた社会知性フォーラム専修大学の研究力・教育力を生かし、地域社会への貢献を図ることを目的として実施している「社会知性フォーラム」が12月6日、岩手県の専修大学北上高校で開かれた。専修大学、専修大学北上高校主催、北上市、石巻専修大学共催。北上市での開催は2年ぶり5回目で、今回のテーマは「地域の活性化と学校教育」。法学部の森田司郎教授と石巻専修大学経営学部の杉田博教授が講師を務め、高校生や市民らと交流しながら学びを深めた。
馬塲杉夫学長、八重樫義正副市長のあいさつに続き、杉田教授が「地域で学び、地域を創る」と題して講演した。杉田教授は、石巻専修大学の学生と地域による協働の事例として、コラボ商品の生産・販売や、ICTを生かした部活動支援の取り組みを紹介。越境学習というキーワードを挙げ、「社会知性の開発は多様な人との交流のなかで育まれる。今後もこうした活動を積極的に展開していきたい」と結んだ。
森田教授の講演タイトルは、「学校と地域を結ぶ『隠れたカリキュラム』」。学校生活や教師の振る舞いを通じて、子どもたちが無意識に身につけてしまう価値観や行動様式を指す「隠れたカリキュラム」について、性別役割の固定観念などを例に示しながら分かりやすく解説した。高校生と市民が一緒になって、クイズやグループワークにも取り組んだ。和気あいあいとした雰囲気のなかで意見を交わし、学校教育と地域の関わりについて新たな気づきを得ていた。
最後に、森田教授は教科外活動の重要性に言及し、「入試や学力といった呪縛にとらわれて自分の可能性を閉ざすことなく、学校や地域のなかでどん欲に学んでほしい」と高校生に語りかけた。
2人の講演後には、パネルディスカッションが行われた。専修大学北上高校学校改革アドバイザーの菊池広人さんが進行役を務め、フォーラムでの学びを振り返った。
馬塲杉夫学長、八重樫義正副市長のあいさつに続き、杉田教授が「地域で学び、地域を創る」と題して講演した。杉田教授は、石巻専修大学の学生と地域による協働の事例として、コラボ商品の生産・販売や、ICTを生かした部活動支援の取り組みを紹介。越境学習というキーワードを挙げ、「社会知性の開発は多様な人との交流のなかで育まれる。今後もこうした活動を積極的に展開していきたい」と結んだ。
森田教授の講演タイトルは、「学校と地域を結ぶ『隠れたカリキュラム』」。学校生活や教師の振る舞いを通じて、子どもたちが無意識に身につけてしまう価値観や行動様式を指す「隠れたカリキュラム」について、性別役割の固定観念などを例に示しながら分かりやすく解説した。高校生と市民が一緒になって、クイズやグループワークにも取り組んだ。和気あいあいとした雰囲気のなかで意見を交わし、学校教育と地域の関わりについて新たな気づきを得ていた。
最後に、森田教授は教科外活動の重要性に言及し、「入試や学力といった呪縛にとらわれて自分の可能性を閉ざすことなく、学校や地域のなかでどん欲に学んでほしい」と高校生に語りかけた。
2人の講演後には、パネルディスカッションが行われた。専修大学北上高校学校改革アドバイザーの菊池広人さんが進行役を務め、フォーラムでの学びを振り返った。
▲あいさつする馬塲学長
▲大学と地域の協働事例を紹介する杉田教授
▲「隠れたカリキュラム」について解説する森田教授
▲パネルディスカッションで「学び」の意味を考えた