2025.05.27 Tue
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専修キャリア・インターンシップフェア初開催
2000人超が参加 基礎から選考対策まで 

20250527キャリア_01▲【OB・OGパネルディスカッション】卒業生が仕事のやりがいについて語った 
夏のインターンシップ参加が就職活動の実質的なスタートといわれる現在、1~3年次生、修士1年次生とその保護者らを対象とした独自の就職支援イベント「専修キャリア・インターンシップフェア」が5月17日、神田キャンパス10号館で開かれた。初めての試みに、2000人を超える学生らが訪れ、多彩なプログラムに熱心に参加した。

年々、就職活動の早期化が進む中、インターンシップの重要性も増している。民間の調査では3年次生の参加率は全国で85%を超え、多くの企業が1、2年次生の参加も認めている。本学キャリア形成支援課では、正しい理解と準備をしたうえで積極的にインターンシップに参加してほしいと、今回のイベントを企画した。
OB・OGによる仕事のやりがいなどをテーマにしたパネルディスカッション、22社が参加したインターンシップ企業説明会のほか、情報収集▽選考対策▽企業選びのヒント▽業界研究▽仕事体験▽実践のスキル、の6分野22のミニ講座が行われ、多くの教室で立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。

最初に「専大OB・OGパネルディスカッション&座談会」が開かれた。大田区役所勤務の浜岡百合子さん(平26人間科学)、エーザイ㈱の岡野翔太さん(平27経済)、㈱BANDAI SPIRITSの中村敦哉さん(平31法)の3人が登壇。現在の仕事内容、学生時代に力を入れていたこと、就活について話した。学生時代は地域活動などに積極的に参加したという浜岡さんは、「それらの経験が就職活動に生きた」と振り返る。また、岡野さんはアルツハイマー型認知症薬の普及に取り組んでおり、「病院、医師にアプローチし、1人でも多くの人の助けになるのが、自分の最大のやりがいだ」と話す。中村さんは、ゲームセンターのフィギュアの企画、製作などの仕事に携わっている。「何もないところからものを作ることの楽しさ、難しさがある。華やかなイメージの業界だったが、実際は地味で忍耐のいる仕事だ」と述べた。

ネットワーク情報学部1年次の男子学生と一緒に参加していた母親は「まだ早いかと考えていたが、先輩の話を聞き、とても参考になった。学生時代は学業だけでなく、自分のやりたいことを意識的に見つけ、真剣に取り組むことが将来に生かされるのだと実感した」と話していた。

ミニ講座のうち、営業職を目指す人のための仕事体験セミナーでは、4人一組で6種類のプラスチック製容器から、販売店舗、客層、立地、店の要望などに応じた容器を選び、実際に食材を詰め込んでお弁当を完成させ、プレゼンテーションを行った。いかに説得力をもたせて、販売先にアピールするかがポイントで、法学部3年次の女子学生は「いろいろなアプローチの仕方があるんだと勉強になった。就活は営業にしぼって頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。

プレゼンテーションの基礎を学ぶミニ講座には20人以上が参加した。まずはグループで自己紹介。その後、講師から「結論、理由、例示、結論」で自己PRを行う方法を学び、再度自己紹介を行った。文学部1年次の女子学生は「プレゼンは授業でも課外活動でも使えそう。今後に生かしたい」と語る。商学部3年次の男子学生は「そもそも口下手でプレゼンは苦手。就活では必要になるので今回参加した。何をどのように話したらいいのか、体系的に知ることができた。今回のイベントは日程が一日で、場所も10号館に集中しているのでとても参加しやすかった。就職に役立つ情報が多く、充実した一日を過ごせた」と話した。

キャリア形成支援課ではこれ以外にも年間を通じて、さまざまなキャリア形成支援プログラムを実施している。こちらも積極的に参加してほしい。
20250527キャリア_02▲【インターンシップ企業説明会】
22社が参加し、さまざまな情報を提供した
20250527キャリア_03▲【ミニ講座 履歴書・ESの書き方】
「自己PR」「ガクチカ」の書き方について基礎から説明
20250527キャリア_04▲【ミニ講座 面接のイロハ】
面接での伝え方や伝える内容などがレクチャーされた
20250527キャリア_05▲【ミニ講座 仕事体験セミナーin専修(営業職)】
営業職の仕事について食品容器の「詰め替え提案」を体験
20250527キャリア_06▲【ミニ講座 仕事体験セミナーin専修(SE職)】
システムエンジニアの開発の仕事を実践した
20250527キャリア_07▲【ミニ講座 グループディスカッション体験セミナー】
グループを組んで「よい会社とは」などのテーマについて話し合った

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