2024.11.14 Thu
ONLINETOPICS
「学長伝書鳩」No.26
「SiU グローカル・スマートキャンパス」始動
*SiU(Socio-intelligence University)は、「社会知性開発大学」として21世紀を歩む専修大学を表現しています。
■日本マイクロソフト株式会社とのコラボで推進
本学は、中期計画(2021-2025年度)に基づき、キャンパスDXを推進する目的で、教育・研究活動や法人活動等のさらなる効率化を達成するため、「SiUグローカル・スマートキャンパス」の構築をめざしております。2023年度より、その予備的段階として、Azure Virtual Desktop(マイクロソフトのクラウドVDIソリューション)*を導入しました。
2024年度前期には、学生が対面授業・オンライン授業・課題研究等において、クラウドを通じて学生自身のノートパソコン利用をより円滑にするためのインフラ整備(教室の無線LAN環境の強化等)に取り組んでまいりました。
*「学長伝書鳩」No.19「SiUグローカル・スマートキャンパス2024」構築をめざして-BYODとVDIの導入(2023年度)について」参照
さらに、本学は、2024年度後期以降、日本マイクロソフト株式会社のサポートを受けつつ、「SiUグローカル・スマートキャンパス」の完成をめざすこととなりました。
■AI駆動のデジタルオンライン窓口設置からスタート(2024年度後期)
このほど、理事長および学長のもとに「SiUグローカル・スマートキャンパス」構築の実行プランの策定や専門的検討を行うため、司令塔の役割を担う機関として、「スマートキャンパス推進会議」が設けられました。マイクロソフト社には構築担当パートナーとして支援いただくことになりました。
同会議の最初の取り組みは、同会議のもとに作業チーム(スマートキャンパス・イノベーションチーム)を組織し、デジタルオンライン窓口設置(AIチャットボット開発)の試行版を2024年度後期中に実装することです。このデジタル窓口は、2025年度中の稼働を目標にしており、当面、プロンプト画面に文字入力あるいは音声入力される教務情報に係わる質問にAIが回答するというものです。そして2026年度には、教務情報以外の学生支援に係る質問にも対応できるようにすることを目指しています。
■「SiUグローカル・スマートキャンパス」が描く近未来
「SiUグローカル・スマートキャンパス」の機能は、必要な時にいつでも、キャンパスのほか、国内外のどこからもデジタルアクセスを通じて専修大学クラウドやAIとコミュニケーションして、学生・教職員等の利用者が自らの課題解決のために必要なサポートを受けることにあります。以下に、現在検討中の未来像の一部をご紹介します。
●学生向けサービス
「SiUグローカル・スマートキャンパス」の学生向けサービスは、かれらが本学への入学志願の段階から始まり、オープンキャンパス前後において、AIが入試アドバイザー機能を果たしてくれるようになると思われます。本学入学後、学生は、AIによって支援された「e学修ポートフォリオ」(学生カルテ)が個人ごとに提供されることで、単位修得状況、課外活動履歴、学生による自己分析に役立つ情報提供などがタイムリーに入手できるようになります。そして、自らの学修活動の振り返りや今後の履修科目選択に加えて、卒業後のキャリア選択や就活用資料作成にもその効力が発揮されます。卒業後も卒業生と専修大学との実質的な繋がりは維持され、たとえば校友会活動、リカレント教育に係わる情報やデータベース化された卒業生同士の公私にわたるコミュニティ形成にも役立つと思われます。
●教職員向けサービス
教職員にも研究教育活動への役立ちが考えられます。学生の学修活動に係る様々な情報提供およびオンライン会議やライブチャットは言うまでもなく、学内外の研究資金獲得に役立つ情報や申請、海外留学生とのオンライン面談や講義中のAIによるリアルタイム翻訳機能が容易に利用可能となることでしょう。
以上のように、「SiUグローカル・スマートキャンパス」の機能拡張は限りなく続くと思いますが、「スマートキャンパス推進会議」は、その基本水準を2027年度中に達成できるように陣頭指揮にあたる予定です。
本学は、中期計画(2021-2025年度)に基づき、キャンパスDXを推進する目的で、教育・研究活動や法人活動等のさらなる効率化を達成するため、「SiUグローカル・スマートキャンパス」の構築をめざしております。2023年度より、その予備的段階として、Azure Virtual Desktop(マイクロソフトのクラウドVDIソリューション)*を導入しました。
2024年度前期には、学生が対面授業・オンライン授業・課題研究等において、クラウドを通じて学生自身のノートパソコン利用をより円滑にするためのインフラ整備(教室の無線LAN環境の強化等)に取り組んでまいりました。
*「学長伝書鳩」No.19「SiUグローカル・スマートキャンパス2024」構築をめざして-BYODとVDIの導入(2023年度)について」参照
さらに、本学は、2024年度後期以降、日本マイクロソフト株式会社のサポートを受けつつ、「SiUグローカル・スマートキャンパス」の完成をめざすこととなりました。
■AI駆動のデジタルオンライン窓口設置からスタート(2024年度後期)
このほど、理事長および学長のもとに「SiUグローカル・スマートキャンパス」構築の実行プランの策定や専門的検討を行うため、司令塔の役割を担う機関として、「スマートキャンパス推進会議」が設けられました。マイクロソフト社には構築担当パートナーとして支援いただくことになりました。
同会議の最初の取り組みは、同会議のもとに作業チーム(スマートキャンパス・イノベーションチーム)を組織し、デジタルオンライン窓口設置(AIチャットボット開発)の試行版を2024年度後期中に実装することです。このデジタル窓口は、2025年度中の稼働を目標にしており、当面、プロンプト画面に文字入力あるいは音声入力される教務情報に係わる質問にAIが回答するというものです。そして2026年度には、教務情報以外の学生支援に係る質問にも対応できるようにすることを目指しています。
■「SiUグローカル・スマートキャンパス」が描く近未来
「SiUグローカル・スマートキャンパス」の機能は、必要な時にいつでも、キャンパスのほか、国内外のどこからもデジタルアクセスを通じて専修大学クラウドやAIとコミュニケーションして、学生・教職員等の利用者が自らの課題解決のために必要なサポートを受けることにあります。以下に、現在検討中の未来像の一部をご紹介します。
●学生向けサービス
「SiUグローカル・スマートキャンパス」の学生向けサービスは、かれらが本学への入学志願の段階から始まり、オープンキャンパス前後において、AIが入試アドバイザー機能を果たしてくれるようになると思われます。本学入学後、学生は、AIによって支援された「e学修ポートフォリオ」(学生カルテ)が個人ごとに提供されることで、単位修得状況、課外活動履歴、学生による自己分析に役立つ情報提供などがタイムリーに入手できるようになります。そして、自らの学修活動の振り返りや今後の履修科目選択に加えて、卒業後のキャリア選択や就活用資料作成にもその効力が発揮されます。卒業後も卒業生と専修大学との実質的な繋がりは維持され、たとえば校友会活動、リカレント教育に係わる情報やデータベース化された卒業生同士の公私にわたるコミュニティ形成にも役立つと思われます。
●教職員向けサービス
教職員にも研究教育活動への役立ちが考えられます。学生の学修活動に係る様々な情報提供およびオンライン会議やライブチャットは言うまでもなく、学内外の研究資金獲得に役立つ情報や申請、海外留学生とのオンライン面談や講義中のAIによるリアルタイム翻訳機能が容易に利用可能となることでしょう。
以上のように、「SiUグローカル・スマートキャンパス」の機能拡張は限りなく続くと思いますが、「スマートキャンパス推進会議」は、その基本水準を2027年度中に達成できるように陣頭指揮にあたる予定です。