2022.09.21 Wed
ONLINETOPICS
「学長伝書鳩」No.19
「SiUグローカル・スマートキャンパス2024」構築をめざして
-BYODとVDIの導入(2023年度)について-

本学は、キャンパスDXの一環として、「SiUグローカル・スマートキャンパス」を2024年度から順次展開する予定です。それは、教育効果や研究効率を向上させるため、AIを駆使しながら、学生の学修選択・進度把握・目標設定そしてキャリア形成等へのサポート機能や教職員の研究・教育活動への支援機能を実装したデジタル教育研究システムの構築をグローカル(glocal)的視野に立ってめざすものです。
*SiU(Socio-intelligence University)は、「社会知性(Socio-Intelligence)開発大学」として21世紀を歩む専修大学を表現しています。
■BYODとVDIの導入(2023年度~)
「SiUグローカル・スマートキャンパス」の実現の前提となる準備として、2023年度からBYOD(Bring Your Own Device:個人が所有するノートパソコンをキャンパスでの授業等で利用すること)とVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ基盤)を導入いたします。
具体的には、2022年度後期から実証実験(PoC, Proof of Concept)として、少数の授業に限定した試行も行っていきます。さらに2023年度は学生の皆さんにノートパソコンを持参してもらいVDI上の進んだコンピューティング環境を利用してもらうと共に、従来のシステムとの並行稼働・移行期間とし、安全確実な新環境への移行を行います。
BYODとVDIの導入により、現状の数年おきに入れ替えられる大学のPCを利用するよりも、遙かに良い性能のコンピュータを利用することができます。また、データ保存に係るセキュリティ対策も講じながら、本学が所有する専門的なソフトウェアの最適なバージョンやハイスペックなバーチャルPCを、大学キャンパスの内外を問わず、学生が所有するノートパソコンへの負荷をかけずに提供できるようになります。学生の皆さんは、自分のパソコンを使って、インターネット経由で大学のVDIサーバが転送したデータや画面を受け取ったり、また遠隔操作を行ったりするというイメージを理解すればよいでしょう。
■新入生と在学生へのお願い
こうした環境を整えることにより、対面授業だけではなく、教育的効果を高めることを目的としたオンライン授業の内容を充実していくことは言うまでもなく、災害や感染症拡大等の事由により、自宅等での学修活動が必要になった場合でも、必要な教育活動を継続することが可能になります。
そこで、学生の皆さんにお願いですが、各自で「持ち運び可能なノートパソコン」と学外でのネット利用のため、「高速な通信環境(光回線やポケットWi-Fi、スマートフォンのテザリング等)」を用意していただくことが必要となります。
在学生の皆さんはCOVID-19対応として入学時に用意したPCを持ち込み、大学の授業で活用してください。
また、新入生の皆さんには、ノートパソコンの推奨スペック等について、2023(令和5)年2月下旬頃、本学ホームページ『入学予定の皆様へ』に掲載しますので、お待ちください。