2025.02.17 Mon
国際交流・留学TOPICS
【留学OB/OG(卒業生)】可能性や選択肢を広げてくれた留学経験(米・ネブラスカ大学リンカーン校)東明 和也(経済)
可能性や選択肢を広げてくれた留学経験
東明 和也在日米国大使館
経済学部 国際経済学科 卒業(2015年3月)
在学時、中期留学プログラムでネブラスカ大学リンカーン校(米国)に留学(2年次)
なぜ留学をしようと思ったのか
高校生のころから漠然と将来は留学してみたいと思っていましたし、将来的には英語を使った仕事に就きたいという気持ちがずっとありました。日本では同じ洋画を何度も見て、フレーズや言い回しを耳にし、英語と触れ合う機会を増やしましたが、アウトプットする機会に恵まれませんでした。ふと大学のキャンパス内で留学プログラム募集のお知らせを目にし、英語を実際に使う環境に身を置こうと思い、アメリカへの中期留学を決意しました。
高校生のころから漠然と将来は留学してみたいと思っていましたし、将来的には英語を使った仕事に就きたいという気持ちがずっとありました。日本では同じ洋画を何度も見て、フレーズや言い回しを耳にし、英語と触れ合う機会を増やしましたが、アウトプットする機会に恵まれませんでした。ふと大学のキャンパス内で留学プログラム募集のお知らせを目にし、英語を実際に使う環境に身を置こうと思い、アメリカへの中期留学を決意しました。

授業ではさまざまな国から集まる留学生と一緒に文法、エッセイ、スピーキング、リスニング等を総合的に学習し、翌日までの課題に追われる生活でした。ただ、英語を現地で学習できる喜びが勝り、非常に充実した日々を送ることができました。複数ある寮の中から、あえて現地学生が多い寮を選び、英語に触れる機会を必然的に増やしました。結果として、授業においては、国際的な交流、違った価値観に対する理解が深まる一方で、放課後は現地学生と時間を過ごし、本場のカレッジライフを体験したことで、バランスの取れた留学になったと思っています。
中期留学プログラムは約4カ月という限られた期間なので、できるだけ多くの経験を吸収したいと思い、厳しい環境に身を置きました。留学当初は、英語の壁に悩まされ、現地学生との英語での会話に苦慮しました。しかし、共通の話題やスポーツの話題などできっかけを作り、気づけば一緒に過ごす時間が増え、プライベートでショッピングに行ったりする関係性を築くことができました。また、英語のスキルについても、限られた期間の中で最大限に伸ばすことができたと自負しています。
授業において印象的だったのは、他国の留学生は文法等はあまり気にせずに、どんどん単語を並べて、話を前に前に進めていくことです。一方、日本人学生は「完璧」、あるいは「文法の誤りを他の人に気づかれたくない」という心理的背景があるため、文法を考えている間に少し会話のペースに乗り遅れてしまうことが、自分自身も含めありました。また、日本人的な会話では「曖昧さ」がよく見られますが、現地では“Yes or No”のハッキリとした回答があり、その違いについては衝撃的でした。
留学生活で得られたこと、学んだこと
ネブラスカ大学における中期留学プログラムは英語を母語としない学生とともに、ライティング、リスニング、スピーキングを総合的に学習します。もちろん、さまざまな国からの留学生も多く、異文化や違った価値観に対する理解を深めるには最適な場所です。ここでの経験が基盤となり、他者を理解すること、違いを理解すること、すなわち「ダイバーシティ」という考えを持つきっかけになりました。
留学経験が現在どのように活かされているか
現在は在日米国大使館商務部にて、米国から派遣された外交官や商務専門官のアシスタント業務をしております。この仕事においては、スピーキング、リスニング、ライティングといった英語の総合力が必要不可欠です。専修大学での留学経験があったからこそ、今の仕事に就くことができたと思います。仕事柄、アメリカのビジネス関係者の方々とお会いすることが多いのですが、ネブラスカ大学にいたと伝えると「Cornhuskers!」と皆さん、大学フットボールのイメージが強いようで、親しみをもっていただけております。結果として、円滑に会話や仕事が進んでいるように感じています。
※Cornhuskersはネブラスカ大学リンカーン校におけるスポーツチームの名称
留学を目指す本学学生へのメッセージ
留学は自らの選択肢や考えを広げてくれる素晴らしいものです。現在の仕事に就いて、それを非常に実感しています。私自身も、卒業時に何がしたかったのか、当時はそこまで具体的に分かっていなかったと思います。しかし、現在の仕事に就く事が出来た背景には、やはり専修大学在学中に留学をしたからだと信じています。そういう意味で、留学は自分自身に選択肢や可能性を与えてくれました。もし、学生の皆さんがまだ将来を考えることができなくても、留学を経験することで皆さんの可能性や選択肢を将来的に広げてくれると思います。
留学は自らの選択肢や考えを広げてくれる素晴らしいものです。現在の仕事に就いて、それを非常に実感しています。私自身も、卒業時に何がしたかったのか、当時はそこまで具体的に分かっていなかったと思います。しかし、現在の仕事に就く事が出来た背景には、やはり専修大学在学中に留学をしたからだと信じています。そういう意味で、留学は自分自身に選択肢や可能性を与えてくれました。もし、学生の皆さんがまだ将来を考えることができなくても、留学を経験することで皆さんの可能性や選択肢を将来的に広げてくれると思います。
