2024.08.06 Tue
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経営・足代ゼミ 静岡県富士市と連携し活動
市施設整備へ市長に提言
経営学部ビジネスデザイン学科の足代訓史ゼミは今年度、3年次生13人が静岡県富士市と連携した二つのPBL型活動に取り組んでいる。
足代ゼミの研究テーマは「デジタルイノベーションとアントレプレナーシップ」。ビジネスモデルについて学びながら、社会で必要とされるデジタル技術を活用して、新サービスを生み出すための能動的な姿勢・行動力を養うことを目指している。
前期は、同市の中央図書館内に新設される「富士市フィールドワークセンター」の整備検討会に羽太百花さんらが参加した。市内に大学がない富士市では、県内外の大学生が市や企業の課題解決に取り組む際に自由に利用できる活動拠点の設置を推進。10月(予定)のオープンに向け、足代ゼミを含む複数の大学・ゼミに利用者目線の意見を求めていた。
6月29日のプレオープンに合わせて開かれた検討会では、羽太さんが小長井義正市長らを前にプレゼンテーションした。「最寄り駅や街の中心部から離れた場所に立地するため、移動手段の確保が大きな課題」とし、電動アシスト自転車の設置を提案した。また、県外利用者の立場から「宿泊施設や交通手段について相談できる窓口が必要だと感じた。市の産業、企業や商店街の情報などを紹介したり、経営者らとの仲介をしたりしてくれるシステムがあるとスムーズに活動できる」と伝えた。
プレゼンを終え、羽太さんは「自分たちが利用しやすい施設・設備を提案するということで、好奇心を持って取り組むことができた。市からは予算の提示があり、コスト意識の重要性を学ぶこともできた」と活動を振り返った。
後期は、3年次生全員で、富士市関連企業をPRするコンセプト動画の作成に取り組む。6月28日には、ゼミ生11人が市内の吉原商店街を訪れ、金物店やフルーツ店などを視察。今後もフィールドワークを行い、来年1月に作品を発表する予定だ。
足代教授は、「デジタル技術を使って新しい付加価値を生み出す際に大切なのは実際にユーザーと触れ合うこと。現場の人がどんなことを考え、どんな課題を抱えているかを知るためにも、ゼミではフィールドワークを重視している。行政や企業と協働し、実現可能なアイデアを考えることは、学生がビジネスについて深く考える良いきっかけになる。今年度だけで終わらせずに継続していきたい」と学修の狙いを語った。
足代ゼミの研究テーマは「デジタルイノベーションとアントレプレナーシップ」。ビジネスモデルについて学びながら、社会で必要とされるデジタル技術を活用して、新サービスを生み出すための能動的な姿勢・行動力を養うことを目指している。
前期は、同市の中央図書館内に新設される「富士市フィールドワークセンター」の整備検討会に羽太百花さんらが参加した。市内に大学がない富士市では、県内外の大学生が市や企業の課題解決に取り組む際に自由に利用できる活動拠点の設置を推進。10月(予定)のオープンに向け、足代ゼミを含む複数の大学・ゼミに利用者目線の意見を求めていた。
6月29日のプレオープンに合わせて開かれた検討会では、羽太さんが小長井義正市長らを前にプレゼンテーションした。「最寄り駅や街の中心部から離れた場所に立地するため、移動手段の確保が大きな課題」とし、電動アシスト自転車の設置を提案した。また、県外利用者の立場から「宿泊施設や交通手段について相談できる窓口が必要だと感じた。市の産業、企業や商店街の情報などを紹介したり、経営者らとの仲介をしたりしてくれるシステムがあるとスムーズに活動できる」と伝えた。
プレゼンを終え、羽太さんは「自分たちが利用しやすい施設・設備を提案するということで、好奇心を持って取り組むことができた。市からは予算の提示があり、コスト意識の重要性を学ぶこともできた」と活動を振り返った。
後期は、3年次生全員で、富士市関連企業をPRするコンセプト動画の作成に取り組む。6月28日には、ゼミ生11人が市内の吉原商店街を訪れ、金物店やフルーツ店などを視察。今後もフィールドワークを行い、来年1月に作品を発表する予定だ。
足代教授は、「デジタル技術を使って新しい付加価値を生み出す際に大切なのは実際にユーザーと触れ合うこと。現場の人がどんなことを考え、どんな課題を抱えているかを知るためにも、ゼミではフィールドワークを重視している。行政や企業と協働し、実現可能なアイデアを考えることは、学生がビジネスについて深く考える良いきっかけになる。今年度だけで終わらせずに継続していきたい」と学修の狙いを語った。

羽太さん(左から3番目)

