2024.07.12 Fri
ONLINETOPICS
商・新島ゼミ
余剰ホップを使った新商品を開発・販売
福島県のクラフトビールメーカーとコラボ
商学部の新島裕基ゼミが、福島県のクラフトビールメーカー「ホップジャパン」と協働し、ホップを使った新商品を開発した。3種類の香りをブレンドしたバスソルトと、希少なホップ精油を使ったヘアオイルの2商品で、5月から同県田村市の「グリーンパーク都路」で販売している。
新島ゼミの研究テーマは「流通・マーケティングと環境政策」。学外での活動も盛んで、企業や行政と協力しながら、循環経済やサステナビリティをキーワードとした商品・サービスの企画にも取り組んでいる。新島ゼミとホップジャパンは、同社の製造工程で出る余剰ホップの廃棄問題に着目し、「福島復興プロジェクト」と題した取り組みを2023年度から開始。第一弾として、余剰ホップの有効活用につながる新商品開発を目指し、企画や試作、PRなどをゼミ生(現4年次生)が担い、約1年かけて販売にこぎ着けた。
バスソルトを手がけたのは、岡村菜々美さん、狩谷美寿希さん、添野百花さん、臺本純華さん。当初は粉末状の入浴剤を企画し、試作したが、ホップ特有の香りとリラックス効果をより生かせる商品としてバスソルトに方針転換。香りの豊かさと持続時間にこだわり、ホップ、ベルガモット、レモングラスがさわやかに香る商品に仕上げた。商品名は、ホップと風呂を掛け合わせて「Hoppuro」とした。4人は「消費者の嗜好を踏まえて香りのバリエーションを増やし、関東圏にも販路を広げていきたい」と、次のステップを見据えている。
杉山ほみさん、中原美咲さん、山口陽さんは、髪に良いといわれるホップの効能に着目し、「ホップHAIR OIL」の企画・開発に挑んだ。商品化にあたって壁となったのがコストの問題。ホップ精油の配合量を増やすと費用がかさむため、香り、効果、使用感のバランスを考えながら試作を重ね、原材料の最適な配合比率を探った。また、ターゲットを自分たちと同世代の女性に設定し、パッケージデザインのアイデアを出し合った。3人は「商品が販売されるまでのプロセスとして、創造的な部分と経営的な部分の両方を経験することができた」と手応えを語った。
新島准教授は、「授業やゼミの学びを、社会で役立てていくことが大事。その意味で今回の活動は良い機会になったと思う。企業との打ち合わせや商品の試作などに、一人一人が主体的に取り組んでくれた」と話している。
新島ゼミの研究テーマは「流通・マーケティングと環境政策」。学外での活動も盛んで、企業や行政と協力しながら、循環経済やサステナビリティをキーワードとした商品・サービスの企画にも取り組んでいる。新島ゼミとホップジャパンは、同社の製造工程で出る余剰ホップの廃棄問題に着目し、「福島復興プロジェクト」と題した取り組みを2023年度から開始。第一弾として、余剰ホップの有効活用につながる新商品開発を目指し、企画や試作、PRなどをゼミ生(現4年次生)が担い、約1年かけて販売にこぎ着けた。
バスソルトを手がけたのは、岡村菜々美さん、狩谷美寿希さん、添野百花さん、臺本純華さん。当初は粉末状の入浴剤を企画し、試作したが、ホップ特有の香りとリラックス効果をより生かせる商品としてバスソルトに方針転換。香りの豊かさと持続時間にこだわり、ホップ、ベルガモット、レモングラスがさわやかに香る商品に仕上げた。商品名は、ホップと風呂を掛け合わせて「Hoppuro」とした。4人は「消費者の嗜好を踏まえて香りのバリエーションを増やし、関東圏にも販路を広げていきたい」と、次のステップを見据えている。
杉山ほみさん、中原美咲さん、山口陽さんは、髪に良いといわれるホップの効能に着目し、「ホップHAIR OIL」の企画・開発に挑んだ。商品化にあたって壁となったのがコストの問題。ホップ精油の配合量を増やすと費用がかさむため、香り、効果、使用感のバランスを考えながら試作を重ね、原材料の最適な配合比率を探った。また、ターゲットを自分たちと同世代の女性に設定し、パッケージデザインのアイデアを出し合った。3人は「商品が販売されるまでのプロセスとして、創造的な部分と経営的な部分の両方を経験することができた」と手応えを語った。
新島准教授は、「授業やゼミの学びを、社会で役立てていくことが大事。その意味で今回の活動は良い機会になったと思う。企業との打ち合わせや商品の試作などに、一人一人が主体的に取り組んでくれた」と話している。



ヘアオイル(左)とバスソルト