2024.02.29 Thu
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後藤さん(院文修2)が日本社会心理学会若手研究者奨励賞を受賞

大学院文学研究科心理学専攻修士課程2年の後藤日奈子さんが2023年度日本社会心理学会若手研究者奨励賞を受賞した。

後藤さんは下斗米淳教授の社会心理学研究室で仮想空間上での動物との触れ合いが気分や内分泌系の変化に及ぼす影響を研究している。

奨励賞の受賞タイトルは「社会的不確実性が向社会的行動の個人差に与える影響」。この研究では、他者の利益を増やす行動である向社会的行動を直感的に行うか、熟慮的に行うかという個人差が、対人関係などの周囲の環境において裏切られる可能性といった不確実さを感じる程度によって形成されるという仮説をオンラインでの経済ゲームにより検討した。
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受賞した後藤さん
後藤さんは「これまで行ってきた研究とは異なるテーマの研究だが、高く評価していただき大変うれしく思う。学部時代からご指導してくださった下斗米教授および心理学科の充実した研究環境に大変感謝しています」と話している。後藤さんは4月から大学院博士後期課程に進学し、脳科学的なアプローチで研究を進めていく。

日本社会心理学会若手研究者奨励賞は30歳以下、または大学院の課程に在籍している、日本社会心理学会会員が対象。若手研究者の優れた研究活動を支援するために贈られる。

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