2024.02.29 Thu
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文学部ジャーナリズム学科の学生制作ドキュメンタリー
市民映像祭で入賞

20240229市民映像祭_01▲東京ビデオフェスティバル2024に入賞した3人
市民参加の映像祭・東京ビデオフェスティバル2024(TVF)に、文学部ジャーナリズム学科3年次生が制作したドキュメンタリー作品が入賞した。

TVFは、プロ・アマ不問、ジャンルやテーマ自由の映像祭。15回目となる今回は98作品の応募があり、入賞作品となる「TVF2024アワード」に34作品が選ばれた。
入賞したのは福岡颯さん、土門拓海さん、福本里桜さんの『貧困とフードロスに挑む』。3人が2年次後期に履修した松原文枝プロジェクトで作った作品だ。

松原プロジェクトでは、自分たちの問題意識をいかに可視化するか学生自ら考え、身近な社会課題について取材やロケを行って、映像を制作する。福岡さんたちは神奈川県でこども食堂を主催するガーナ出身の男性や、食品をリサイクルして飼料を作る会社、食品ロス削減と貧困問題に取り組むNPO法人への取材を軸に、18分30秒の作品に仕上げた。賞味期限や流通など制度面の課題が食品廃棄の根底に絡んでいることなども指摘した。

撮影前には実際にこども食堂の運営を手伝うなど、取材対象者との関係づくりに心を砕いた。「まだ食べられるのに食品が廃棄される一方で、貧困で日々の食事にも困っている人がいる。なぜこうした矛盾が生まれるのか、その一端を伝えることができた」と3人は語る。
3人は松原ゼミに入り、映像制作を続けている。ジャーナリズム学科松原ゼミ・プロジェクトのTVF入賞は3年連続。

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