2024.02.02 Fri
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文学部・川上ゼミ 雑誌『SHOW』18号発行

20240201文・川上ゼミSHOW18号_01▲完成した『SHOW』18号を手にする川上ゼミ生
編集や出版について学ぶ文学部の川上隆志ゼミが、年1回発行している雑誌『SHOW』18号が完成した。元編集者である川上教授の指導のもと、2~4年次生30人が企画から取材、執筆、制作まで全工程を手がけた全112ページの力作だ。

20240201文・川上ゼミSHOW18号_02▲『SHOW』18号
「コロナ禍を経て、私たちを取り巻く環境は大きく変わった。これまでの『当たり前』を考え直すことをテーマに雑誌を制作した」と話すのは、編集長を務めた阿久津英恵さん(3年次)。巻頭特集「どう生きる、無縁社会」では、統計や独自のアンケートで現代の人間関係を明らかにするとともに、学外の専門家にインタビューを行い、孤独や孤立の問題を深掘りした。
もう一つの特集「サクラモト」では、川崎市桜本のコリアタウンを取材。関係者から話を聞き、町の歴史や在日コリアンの暮らしを伝えた。
このほか、大衆演劇の知られざる魅力に迫った「大衆演劇のイマ」や、伊能忠敬に倣って、歩幅での測量に挑戦した「測量太朗」など、硬軟さまざまな記事を収録している。阿久津さんは、「バラエティーに富んだ内容を、統一感を持たせて一冊にまとめる作業は大変だった。苦労した分、雑誌が手元に届いたときの喜びは大きく、1ページ1ページかみしめるようにして読んだ」と笑顔で話す。
希薄化する人間関係や自己のアイデンティティーについて考えるきっかけを提供してくれる『SHOW』18号は、学内配布に加えて、希望者には郵送(送料のみ負担)している。
申し込みは、kawatakazemi@gmail.com

また、こちらから電子版を閲覧できる。

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20240201文・川上ゼミSHOW18号_04▲『SHOW』18号から
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