2023.10.02 Mon
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佐々木学長、松木理事長 ベトナムを訪問
日越関係50年記念の国際シンポジウムに参加

20230929日越関係50年記念シンポ_01▲シンポジウム2日目開会式で。出席者の記念撮影
佐々木重人学長と松木健一理事長が、9月13日から17日にかけて、ベトナムの首都ハノイを訪問した。主要な目的は、ベトナム社会科学院(VASS)東北アジア研究所(INAS)と専修大学社会科学研究所、JICA、国際交流基金が共催して行った国際シンポジウム「日越関係50年:過去・現在・将来」に出席するためである。佐々木学長と松木理事長は、ベトナム国家大学(VNU)ハノイ人文社会科学大学(USSH)副学長との会見、VASS院長らとの会見、民族学博物館の見学など多忙な日程をこなした。

2023年は日越外交関係樹立50周年にあたり、9月14、15日に開催された国際シンポジウムでは、日越両国から20を超える研究報告がなされ、両国の研究協力と相互理解に寄与した。14日の開会式において佐々木学長は日本側の代表の一人として、駐越日本大使などに続いて挨拶を行った。日越友好の意義を述べ、本国際シンポジウムの成功と、日越両国の友好関係のますますの発展を祝した。
20230929日越関係50年記念シンポ_02▲開会式で挨拶する佐々木学長
20230929日越関係50年記念シンポ_03▲レセプションで挨拶する松木理事長
14日午後に佐々木学長と松木理事長はUSSHのライ・クオック・カン副学長や、USSH東洋学部日本学科の教員らとの会見に臨んだ。本学とUSSHとの提携関係は25年以上にわたる。会見では協定を結ぶ際に担当者として来越した松木理事長の経験などが披露された。

15日は社研とVASS・INASが共催し、多くの本学教員が研究報告を行った国際シンポジウムに参加した。シンポジウムの後には歓迎レセプションが行われ、その冒頭に松木理事長が10年前に行われた記念シンポジウムに参加した経験に触れて、VASS・INASと専修大学の交流の深さに言及した。
16日にはVASSのファン・チー・ヒュー院長、チャン・ホアン・ロンINAS所長代理、グエン・ドゥック・ビン社会学研究所(IOS)所長などVASSの幹部との会見に臨んだ。VASSは人文社会科学と国際関係全般に関する学術的な研究を行うとともに、政府に提言や助言をおこなう巨大な政府系シンクタンクである。10年以上にわたるINASと社研、IOSと本学社会知性開発研究センター、そしてVASS全体と専修大学との提携関係が確認され、今後のさらなる関係強化について話し合われた。

会見後VASS傘下の研究機関の一つであるベトナム民族学博物館を館長ほか大勢のスタッフの案内で見学した。ベトナムにおける民族文化の多様性、東南アジアにおけるベトナムの位置などが分かりやすく展示され、解説されていた。

短い訪問であったが、専修大学の学長、理事長がそろってUSSHやVASSなどベトナムを代表する研究・教育機関を訪問することの意義は大きく、現在急速な発展を遂げているベトナムとの国際交流のなお一層の深化が期待される。
村上俊介名誉教授にベトナム報道博物館から感謝状

ベトナム訪問中の村上俊介名誉教授(元経済学部教授)に対して、9月12日、ベトナム報道博物館から感謝状が授与された。村上名誉教授はベトナム戦争当時の新聞や雑誌などを体系的に収集してきた。その貴重な資料を報道博物館に寄贈したことに対して感謝状が贈呈された。
20230929日越関係50年記念シンポ_06▲貴重なスクラップブックを贈呈する村上名誉教授
嶋根克己教授にVASSより功労賞
20230929日越関係50年記念シンポ_05▲タイン副院長から功労書を授与される嶋根教授

9月15日に開催されたVASS・INASと専修大学社会科学研究所の共同シンポジウムにおいて、嶋根克己人間科学部教授に功労賞が授与された。これは同教授が長年にわたりVASSと専修大学の関係強化に大きく寄与してきたことを賞するものである。
20230929日越関係50年記念シンポ_07▲USSH幹部との会談の様子
(左から嶋根教授、松木理事長、佐々木学長、
カンUSSH副学長、ヴ日本学科長)
20230929日越関係50年記念シンポ_04▲ベトナム民俗学博物館の屋外展示家屋の前で。
VASS副院長、民俗学博物館館長らと

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