2023.08.10 Thu
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経済・傅ゼミ アフリカ文化体験イベントを開催
ガーナ出身ミュージシャンとセッション楽しむ

20230810アフリカ文化体験_TOPICS02▲アフリカの文化・音楽に触れるイベントを開いた
アフリカ経済について学ぶ経済学部国際経済学科の傅凱儀ゼミは、アフリカの民族音楽を体験するイベントを、7月26日、生田キャンパスで開催した。ガーナ出身のミュージシャンを招き、文化について学び、民族楽器の演奏を楽しんだ。
イベントリーダーを務めた傅ゼミの長崎泰征さん(3年次)は、「普段は座学が中心。交流と体験を通じて、研究対象であるアフリカへの関心を広げ、理解を深めるために企画した」と趣旨を説明する。

ゲストに招いたオスマン・オランド・ビングルさんは、長年日本に暮らすガーナ出身のミュージシャン。木の実を入れて羊の皮を張った太鼓を小脇に抱え、かつて通信手段として用いられたトーキングドラムと呼ばれる奏法を披露した。その後、ゼミ生たちも大小さまざまな太鼓、マラカスやカウベルを手に取り、演奏に挑戦した。最初は控えめに音を出していたが、「リズムを間違えても気にしないで」「自分を応援する気持ちでたたいて」などのアドバイスをもらい、緊張がほぐれた様子。ビングルさんも交えたセッションでは自然と拍手が起き、会場は一体感に包まれた。

演奏を体験した八木彩夏さん(3年次)は、「簡単そうに見えるが、思い通りの音を出すのは難しかった。徐々にコツをつかめてきたので、もっと演奏したかった」、高橋茉鈴さん(3年次)は「上手に演奏できなくても、みんなで音を重ねていくのは楽しかった」と感想を述べた。

イベントを終えた長崎さんは充実の表情で、「ビングルさんの故郷であるガーナは治安が良く、活気があるという話を聞き、ぜひ行ってみたいと思った」と語った。イベント幹事を務めた三橋航太さん、小井土璃空さん、鎌田賢人さんは「アフリカの音楽に触れることができて楽しかった」「学ぶことが多く新鮮な体験だった」「アフリカは物理的には遠いが音楽を通じて心の距離を近づけることができる。音楽の力を感じた」と振り返った。

傅准教授は、「コロナ禍の間、対面のイベントや学生同士のコミュニケーションが制限されてきたので、今回、ゼミ生たちが生き生きとした表情でビングルさんとの交流や楽器の演奏を楽しみ、アフリカについて理解を深めてくれたことがうれしい」と総括した。
20230810アフリカ文化体験_TOPICS03▲トーキングドラムを披露するビングルさん
20230810アフリカ文化体験_TOPICS04▲演奏を楽しむ傅准教授(手前)とゼミ生たち
20230810アフリカ文化体験_TOPICS05▲迫力ある太鼓を間近で体験
20230810アフリカ文化体験_TOPICS06▲ビングルさんと交流するゼミ生
20230810アフリカ文化体験_TOPICS07▲楽器演奏を通じて交流を深めたゼミ生とビングルさん

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