2023.06.30 Fri
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タイからの特別聴講生が日本の高校を体験 
国際コミュニケーション学部日本語学科

20230628特別聴講生_TOPICS01▲言語文化の授業でタイに伝わる「虎の威を借る狐」の類話をタイ語で音読するメイサーさん
国際コミュニケーション学部日本語学科の特別聴講生が、6月7日と12日、「高校体験入学プログラム」に参加した。

今回の体験入学は、日本語学科が2022年8月に森村学園中・高等部(横浜市)国際交流・多言語教育センターとの間で覚書を取り交わした教育連携の一環として行われた。

参加したアルンラッタナーコーン•メイサーさんは、タイ商工会議所大学からの特別聴講生で、2022年9月から日本語学科で学んでいる(受入教員・斎藤達哉教授)。メイサーさんが日本語に興味を持ったきっかけがコミック(マンガ)であることを知った森村学園の松本浩欣センター長から、「コミックの世界によく登場する日本の高校生の学校生活を体験してみては」という提案があり、今回のプログラムが実現した。

森村学園では、期間中、校舎正面にタイと日本の国旗を掲揚し、メイサーさんを歓迎。メイサーさんは、2日間という限られた日程であったが、授業に参加し、休み時間には生徒たちと親睦を深めた。「最初は緊張したが、わからないことがあると生徒の皆さんが優しく教えてくれた。制服も貸していただいて、日本の高校生の学校生活が体験できたことは、人生で最高の日の一つだと思う」と感想を述べた。

森村学園の松本センター長は「センターが掲げる『日常を多文化に』という理念を具現化するチャンスをいただき感謝している。本校生徒たちにとっても大きな刺激となった」とコメントを寄せた。
20230628特別聴講生_TOPICS04▲休み時間には生徒たちが折り紙を教えてくれた
20230628特別聴講生_TOPICS03▲図書館には、明治期における、
同校と本学の創立者の米国での邂逅に関する
資料が展示されていた
20230628特別聴講生_TOPICS02▲校舎正面に掲揚されたタイと日本の国旗

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