2023.06.20 Tue
ONLINETOPICS

国際コミュニケーション学部 日本語学科
プロのナレーター招き、日本語の多様性や表現力学ぶ

20230620国コミュ講座_TOPICS01▲プロのナレーターから専門的な知識や技術を学ぶ講座を開催
国際コミュニケーション学部日本語学科では、放送や校閲、演劇など日本語表現の分野で活躍するプロフェッショナルを講師に招き、専門的な知識とその役立て方を学ぶ協力講座を開講している。
王伸子教授が担当する「日本語表現論1」では、2020年よりナレーション専門の教育機関「スタジオバーズ」の協力を得て、プロのナレーターらによる多彩な講義やワークショップを実施。6月13日は、ナレーター・声優の狭川尚紀さんの指導で、ナレーション制作やBGM編集を体験するグループワークが行われた。
学生たちは、各自持ち込んだパソコンを使い、素材として用意されたテレビ番組やCMのナレーション部分を文字に起こし、タイムコードを確認しながら発話のタイミングも記録。その原稿をもとに、グループの代表者が映像に合わせてナレーションを読んだ。1年次生は「緊張もあって、映像と自分が声を出すタイミングを一致させるのが難しかった」と感想を述べた。
映像やナレーションに合わせたBGMの編集にも挑戦した。狭川さんは、「同じ映像でもBGMによって印象は変わる。普段テレビや動画を観る際にも、どんなBGMが使われているかを意識してほしい」とアドバイスしていた。
王教授は、この協力講座の狙いについて「もともと、日本語教育の教材開発の素材としてボイスサンプルを取り入れていたのだが、日本語を社会で生かす職業の一つにナレーターがあり、ゲーム実況の分野など活躍の幅も広がっている。最前線で働くプロによる座学と実践を通じて、日本語の多様性や表現力を学んでほしい」と語った。
今後の授業で学生たちは、より高度なナレーション技術を学び、最終的には自分のボイスサンプル(セリフやナレーション原稿を読み上げた録音サンプル)を作成・公開することを目標にしている。
20230620国コミュ講座_TOPICS02▲専修大学神田10号館の紹介映像に合わせて
ナレーションを読む学生
20230620国コミュ講座_TOPICS04▲各自のパソコンやスマートフォンを使って
グループワークに取り組んだ
20230620国コミュ講座_TOPICS03▲ナレーションの文字起こしをして自分なりのタイミングを確認
20230620国コミュ講座_TOPICS05▲狭川さんからアドバイスをもらいながらBGMの編集に挑戦した

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