2023.01.25 Wed
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相撲部が多摩桜の丘学園訪問
中学生に相撲教室

相撲部 部員同士の模範取組▲生徒たちの前で部員同士の模範取組を披露
体育会相撲部の部員たちが、12月21日、都立多摩桜の丘学園(東京都多摩市)を訪問し、知的障害教育部門中学部の約70人を対象とした相撲教室を行った。
参加したのは、蒲田勝太コーチ、部員の中野智基さん(経済3)、志戸俊輔さん(商3)、林田泰嘉さん(経営2)の4人。
同学園では、2月に等身大の紙相撲大会を予定しており、今回は大学生力士の力強さを体験してもらいながら本格的に相撲を習ってほしいと実施した。相撲部と同校の連携はコロナ禍前から行われており、2019年には、生田キャンパスの相撲場に生徒たちを招くなど、交流を深めてきた。
相撲部 四股の指導▲手本を見せながら四股の踏み方を指導する部員

蒲田コーチらは、四股(しこ)の踏み方をはじめ、蹲踞(そんきょ)、塵手水(ちりちょうず)といった土俵での作法を、手本を示しながら指導した。蒲田コーチからは「相撲は礼に始まり、礼に終わる。土俵入りからの一通りを稽古してもらったが、大切なのは相手に対する思いやりと感謝の気持ち」とのアドバイスがあった。

また、同学園教諭との模範取組のほか、生徒たちが作った大きな紙相撲を一緒に楽しむなど、相撲教室は終始和やかな雰囲気だった。生徒からは「本物の技を目にすることができた」「一緒に稽古できて楽しかった」などの感想が寄せられ、担当教諭からも「貴重な経験となった」と大きな成果に感謝の言葉があった。
相撲部 教員との模範取組▲教諭との模範取組
中野さんは「みんな元気が良く、楽しんでくれて良かった。この2年間はこういった学外での活動ができなかったので、交流できてうれしい。今後もぜひ参加したい」と話した。
蒲田コーチは「皆さんの反応が非常に良く、相撲を好きでいてくれていることを強く感じてうれしかった。大学にも支援を必要とする学生は多く存在する。このような活動や経験が少しでも生かせていければ良いと思う。今後も交流を続けていきたい」と語った。

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