2022.09.08 Thu
ONLINETOPICS
商・奥瀬ゼミ生考案の防災グッズが商品化
避難所生活での不便を「隠し干し」で解消

3人は、昨年出場した大学のゼミ対抗商品企画コンテスト「Sカレ(Student Innovation College)」でアイデアを提案、部門別1位に輝き商品化の権利を獲得した。
「かくしてほせるん」は、長期の避難所生活を想定し、人目を気にせず下着を干せるように開発した。上段で平干し、下段で縦干しができる二段構造で、洗濯物の乾きやすさと外からの見えにくさを両立させるため、複数の生地を使って製作するなど工夫した。


▲避難所などで洗濯物の隠し干しができる「かくしてほせるん」
学業や就職活動と並行しながらの作業は大変だったが、「アイデアや思いが形になることに喜びを感じながら取り組んだ」と青山さん。現在はプロモーション活動に注力しており、「避難所生活の経験がない人にも商品の有用性を知ってもらいたい」と、インスタグラムで防災に関する情報を発信する取り組みも新たに始めた。
リーダーの新井さんは「学生のうちに商品開発に携われて貴重な経験になった。私たちが考案した商品が、避難所などで不便を感じている人たちの助けになればうれしい」と話している。
「かくしてほせるん」はDHCオンラインショップで購入できる。