2021.10.26 Tue
ONLINETOPICS

おいしく食べて食品ロス減らす
規格外果実を使ったカレー風味ライスを販売

渡辺ゼミ-全体▲販売を担当したゼミ生たち
食品ロス削減の機運を高めようと10月18日~20日、神田キャンパスで規格外の梨を使った期間限定カレーを販売するイベントが開催された。10月の「食品ロス削減月間」にちなみ、商学部の渡辺達朗ゼミの学生たちが「食品ロス削減のための規格外果実アップサイクル社会実験」と題して企画。神田地域の飲食店、九州の果樹園、学内カフェの協力を得て実現させた。

アップサイクルとは、廃棄物や不用品を作り変えて、より価値の高いモノを生み出すことを指し、「創造的再利用」とも呼ばれる。今回企画・販売した「新高梨を使ったポークジンジャーカレー風味オーバーライス」には、果樹園から提供されたキズやヤケのある梨15キロを使った。梨の味や食感をどのように生かすかを考えながら学生たちがメニューのアイデアを出し、千代田区九段下にある飲食店「wata軒」が商品化した。参加したゼミ生は、「ゼミ活動を通じて、食品ロス問題に対する関心がより深まった。調理法などを工夫することで、規格外品もおいしく食べられることを多くの人に知ってもらいたい」と話した。

期間限定カレーは神田キャンパス10号館のカフェ「SENDAI-Kaffee」店頭スペースでテイクアウト販売したほか、wata軒の店内でも提供された。環境に配慮し、テイクアウトには竹繊維を原料にしたバンブーフードパック、木製のスプーン・フォーク、生分解性プラスチック配合レジ袋を使用した。
渡辺ゼミ-ポークジンジャー▲新高梨を使ったポークジンジャーカレー風味オーバーライス
渡辺ゼミ-趣旨説明▲商品の特徴や取り組みの趣旨を説明する渡辺ゼミ生

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