2021.03.05 Fri
ONLINEINFORMATION

令和3年度の学部授業に関するお知らせ

令和3年3月5日

学部新入生 各位
学部在学生 各位
保護者 各位

専修大学長 佐々木  重人


令和3年度の学部授業の開始に際し、下記のとおり、対面授業の方針や感染防止のための施策等について、お知らせいたします。





  1. 対面授業の方針について
  2. 昨年12月18日、ホームページにて「学長伝書鳩No. 10」で公表しましたように、令和3年度の前期授業は対面授業とオンライン授業を交えた形で展開いたします。その展開の比率については、一律に対面授業の割合を数値目標とするのではなく、「新入生のほとんどは週3日から4日程度、1年生のときに対面授業を受ける機会の少なかった新2年生は週2日から3日程度、新3年生や新4年生については週1日から2日程度、キャンパスに通学していただく」という方針にもとづいて授業を計画しました。

    その理由と授業計画の実施のための配慮については後述しますが、新入生、在学生のみなさんにお願いしたいことは、対面として設定された授業を受講する際には、きちんと登校して教室で受講していただきたいということです。保護者の方々には、学生の対面授業への出席をサポートしていただくようお願いいたします。

    もちろん、政府・自治体より大学に対して休校・全面オンライン化等の要請があるなど、新型コロナウイルスの感染状況が極度に悪化した場合には、この限りではありません。本学では、感染状況に応じてオンライン中心の授業に移行できるように臨機応変に対応する予定です。しかし、感染がある程度落ち着きを見せている場合には、対面授業は教室で受講する形でのみ実施したいと考えています。

    ※どの科目が対面で実施されるかについては、3月中旬頃を目処に本学ポータル等で公表します。(新入生には、入学後のガイダンスで周知します。)
    ※新3年生と新4年生については、科目の選択によってキャンパスへの通学頻度は変わります。

  3. 対面授業の必要性
  4. 本学では、令和2年度は緊急事態宣言の発出を受けて、最初はすべての授業をオンラインで行う方針を採りました。その後、感染者の数が減少し始めたあたりから、一部の授業に対面方式を復活させました。大学の授業形態は非常に多様で、対面でなければ教育の面で質を保証するのがむずかしい科目もあったからです。とはいえ、多くの科目は最後までオンラインで実施しました。その中で明らかになってきたことは、オンライン授業と対面の授業にはそれぞれ独自のよさがあるということでした。

    また、学生の中にも、「オンラインがいい」という人もいれば、「やはり対面の方がいい」という人もいて、評価も分かれていました。「オンラインがいい」という人の中には、「通学に時間がかからない」、「予習・復習がしやすい」、「人間関係の悩みが軽減できる」などの意見がありました。しかし、実技や実習を含む科目や、実験系の科目の場合には、オンラインでの代替がむずかしい側面があります。また少人数での討論や発表を含む科目の場合も対面の方が圧倒的に効率がよいということもあります。そして授業以外の部分での人と人の交流や課外活動も大学生活の重要な一部です。このような意味を踏まえ、文部科学省からは、対面の授業が卒業に必要な単位のおよそ半分以上になるようにすべきという方針が示されています。

    本学は、単に従来からの大学のやり方に戻ればよいということではなく、オンライン授業の利点は認めつつ、必要な対面授業を展開しますので、対面で設定された科目には必ず出席していただきたいと思います。

  5. 感染防止のための施策
現在、まだ感染が完全には収まっていない状況の中で、対面の授業に出席することには一定の懸念があるかもしれません。しかし本学は、上述の必要性を考慮して、可能なかぎり安全に授業を受けられるように対策を講じています。

まず、教室定員は、従来の定員よりも大幅に削減し、十分な換気量を確保できる範囲で設定されています。また、建物の機械換気によって十分な流量を確保できない場合には、サーキュレータを配置するなどして、使用するすべての教室で、厚生労働省が商業施設等に提示している一人当たり毎時30㎥の換気が行えるようにしてあります。

学内でオンライン授業を受講する学生にも対面と同様の条件で教室が割り当てられております。そして、教室以外の端末室や食堂、その他の利用についても一定の制限を設けて、大勢の人が滞留するのを防ぐよう対策を講じています(キャンパスへの入構にあたっての検温や消毒、マスクの着用の義務等は従来通りです)。

また、対面授業とオンライン授業の配分を工夫することによって、大学のキャンパス内にとどまる人数が一定範囲内に収まるようにしてあります。

本学は、以上のような方針と対策にもとづいて、令和3年度の授業を実施する予定です。とはいえ、やはり一人ひとりが自覚的に対策を講ずることも必要であり、「対面授業及びキャンパス入構等に関する専修大学ガイドライン」を参照して、授業に出席していただきたいと思います(なお、基礎疾患などで対面授業への出席が懸念される方は、教務課又は二部事務課に問合せてください)。

以 上