2020.08.07 Fri
ONLINETOPICS
「学長伝書鳩」No.6

「オンライン 授業に関するアンケート調査」について
オンライン授業をメインとした本年度前期は、まもなく終了となります。この間、学生の皆さんや先生方には、急遽開始することとなったオンライン授業に伴う様々なご苦労をおかけしたかと存じます。しかし、皆様のご理解とご協力のおかげで、大きなトラブルもなく、この時を迎えることができました。この場を借りて厚くお礼を申し上げます。
先に行われた「オンライン 授業に関するアンケート調査」(以下「アンケート」)では、一部・二部の学部学生のうち、41.8%にあたる7,307名からご回答をいただきました。ご協力ありがとうございました。非常に高い回答率となったことに対して、学生の皆さんが「オンライン授業」とそれを取り巻く本学の勉学環境について、いかに大きな関心を持ってくださっていたかを実感できました。また、「アンケート」結果報告や分析に当たっては、本学IR担当と人間科学部社会学科の先生方がコラボしてご尽力くださいました。併せてお礼を申し上げます。
今回は、アンケートの集計結果を受けて、後期に進めるべき授業運営のあり方について、そしてアンケートの自由記述回答のなかで、私が皆さんに説明するべきと思ったことについてお伝えしたいと思います。
先に行われた「オンライン 授業に関するアンケート調査」(以下「アンケート」)では、一部・二部の学部学生のうち、41.8%にあたる7,307名からご回答をいただきました。ご協力ありがとうございました。非常に高い回答率となったことに対して、学生の皆さんが「オンライン授業」とそれを取り巻く本学の勉学環境について、いかに大きな関心を持ってくださっていたかを実感できました。また、「アンケート」結果報告や分析に当たっては、本学IR担当と人間科学部社会学科の先生方がコラボしてご尽力くださいました。併せてお礼を申し上げます。
今回は、アンケートの集計結果を受けて、後期に進めるべき授業運営のあり方について、そしてアンケートの自由記述回答のなかで、私が皆さんに説明するべきと思ったことについてお伝えしたいと思います。

「アンケート」は、オンライン授業の発信側(教員)と受信側(学生)の双方で、オンライン授業の品質を向上させる環境作りを強く求めるものでした。また対面授業への希望は、やはり1年次の学生から多く認められました。私は、このようなアンケート結果も踏まえて、後期の授業運営をコロナ禍の現況を考慮しつつ、学生・教職員の感染防止策に万全を期することを前提に、オンライン形式を主とし、対面形式は、各学部が必要と判断した科目に限定して実施することを決めました。
対面授業科目のリスト選定作業は、教室の収容能力や食堂の座席数等を鑑みて、キャンパスで「三密」を回避できる同時入構人数の上限を決めることから始まりました。厳しめに見積もって、生田キャンパスは2,000名、神田キャンパスは1,200名とすることを決めました。この人数を超えないようにするため、週当たり、1年次は2日間、2年次は1日ないし2日、3年次と4年次は1日の入構回数を目安として、全学部毎に対面授業科目のリスト作りをお願いし、シミュレーションを繰り返しながら公表リストの内容にたどり着きました。また、諸事情で対面授業に出席することを避けたい方への配慮として、対面授業をオンラインでも聴講することができるように決めました。
「オンライン授業」に対するアンケート回答に応えて
学生の皆さんから「アンケート」で、現状のオンライン授業に対して、様々な問題提起をいただきました。なかには、以下に示すような自由記述回答もございました。
「資料をGoogle classroomに貼り付けて、課題提出のみを求めるだけのオンライン授業がある。高い授業料を支払ったのに納得できない。一部を返金してほしい。」(原文ではなく、表現内容を一部修正しています)
今、私は、上で述べられた厳しい指摘に対して、後期のオンライン授業は、教員と学生に過度な負担を強いることなく、可能な限りでオンライン授業の品質向上を果たし、皆さんの満足度を上げるように努力しますと申し上げたいです。
「新しい時代のオンライン授業に向けたアクションプラン-SENSHU 5 PROJECTS-」
後期からのオンライン授業の品質向上のため、ウィズコロナ時代を想定した「新しい時代のオンライン授業に向けたアクションプラン-SENSHU 5 PROJECTS-」として、現在以下のような複数のプロジェクトが進行中です。学生の皆さんに必要な情報は、決まり次第、HP・ポータルサイト等でお知らせします。
- オンライン授業の基盤ツールの充実プロジェクト
後期のオンライン授業では、ビデオ配信方式の講義をより充実させる方針でおります。本学は、現在Google社が提供しているG Suite for Educationプランを利用していますが、後期に向けては、より高機能な「G Suite Enterprise for Education」の導入を視野にオンライン授業の基盤となるシステムの充実化を図ってまいります。 - 授業コンテンツの改善プロジェクト
アンケート結果に基づき、講義・実習・演習等の授業形態ごとに「推奨されるオンライン授業の組み立て方法」を先生方と情報共有し、後期のオンライン授業への満足度を向上させるように努めます。 - 聞きやすく見やすいオンライン授業の開発プロジェクト
オンライン授業の際に、学生にとって聞きやすい音声や見やすい画像を提供するために必要とされる方途を教員間で共有します。 - オンライン授業受信環境のスペックアップに係る支援プロジェクト
後期のオンライン授業で、Google Meetの利用の比重が高まることを踏まえ、学生の皆さんに是非導入をお願いしたい定額でデータ通信量無制限型の通信環境の整備に係る支援策を提示いたします。 - 学生の健康維持プロジェクト
本学「スポーツ研究所」のご協力のもと、オンライン授業に伴って学生の皆さんの心身にかかる負担の軽減策を提案します。
「施設費」に対するアンケート回答に応えて
「施設費」に関しても、「アンケート」で多くの自由記述回答をいただきました。特に多かった内容は、以下のようなものでした。
「まだ一度もキャンパスに立ち入っていないのに、「施設費」を支払っているのは、どうしても納得できない。返金を求めたい。」(原文ではなく、表現内容を一部修正しています)
「緊急支援奨学金制度」やその他の奨学金の活用について
本学は、コロナ禍の影響により卒業や進級を断念せざるを得ないほどに経済的困窮度の高い学生向けに、今年度から来年度にかけて総額6億円の資金を用意し、「緊急支援奨学金制度」を設けました。本制度の適用基準に満たない場合であっても、既存の家計急変奨学生制度や育友会・校友会等による経済的支援制度の適用が可能な場合もございますので、お困りの際には、学生生活課奨学金相談窓口(一部学生の場合)まで是非お問い合わせください。詳しくは、「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う本学の学生支援について」をご覧ください。
【追伸】
「専修大学SDGsチャレンジプログラム2020」は、8月25日(火)より本エントリー受付が開始となります。詳細についてはHPの以下のリンク先をご参照ください。https://www.senshu-u.ac.jp/social/senshu_sdgs/challenge2020.html
本学学生の皆さんの積極的な応募をお待ちしております。