2019.12.20 Fri
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経営学部・岩田ゼミ アカウンティングコンペティションで最優秀賞

abm00043680▲インタンジブルズチームの学生と岩田教授(左から4人目)
会計系ゼミナール対抗の研究発表大会「アカウンティングコンペティション2019」が12月15日、都内で開かれ、経営学部・岩田弘尚ゼミ「インタンジブルズチーム」(3年次生7人)が実証研究部門最優秀賞、実証研究部門学生投票最多得点賞、写真コンテスト最優秀賞の3つを受賞した。
同大会は会計学教育の活性化を図ろうと、監査法人や企業などの協賛を得て始まり、今年で4回目の開催。北海道から沖縄まで、18大学26ゼミナール63チームが参加。本学からは経営、商両学部から4ゼミ4チームが参加した。
受賞したインタンジブルズチームは、「インタンジブルズ(※1)としてのテロワール(※2)が持つ価値の解明――国産生ハムの地理的表示(※3)に基づく実証分析――」と題する研究発表を行った。
今年7月7日に長野県軽井沢町で開催された「国産生ハムフェスティバル」にて、国産生ハムの消費者行動に関するアンケート調査を実施。123人から回答が得られ、日本各地でテロワールを活かして生産されている国産生ハムは、地理的表示があると、消費者のリピート率、他人への推奨度、支払意欲が高まることを明らかにした。
岩田ゼミは「地方創生のための管理会計」をテーマにしており、経営学部のモットーである「理論と実践で経営を学ぶ」を体現した研究となった。統計を駆使した実証研究で、学術面のみならず実務面への貢献によって審査員から評価された。

※1 インタンジブルズ…将来の経済的便益が見込める無形の資産
※2 テロワール…生産物の特性を作り出す、地形、土壌、気候などの自然環境や独自のノウハウ
※3 地理的表示…食品等の名称で、その名称から産地や産品の質や特性を特定できる名称の表示制度

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