2025.10.28 Tue
生物科学科トピックス一覧

【生物科学科】金華山の伝統「神鹿角切り行事祭」に参加

10月5日、宮城県石巻市の離島・金華山で毎年恒例の伝統行事「シカの角切り行事」が行われ、理工学部の動物生態学研究室
(指導:辻大和教授)と骨格標本愛好会の学生がボランティアとして参加しました。
この行事に本学の教員及び学生が携わるのは、2022年以降4回目となります。

角切り行事とは
金華山には約600頭の野生ニホンジカが生息しています。オスだけに生える角は数十センチの長さがあり、先端が尖っています。

交尾期には、神社周辺で暮らすオスジカが角で参拝客をケガさせる恐れがあるため、毎年10月初旬に角を切り落とします。

当日の様子
参加学生たちは鹿友華角会(角切りを行う団体)のメンバーや神社職員と一緒に、会場の設営を行いました。

晴天に恵まれ多くの見物客が見守る中、シカの捕獲が始まりました。参加学生は大きな声を上げてシカを追いかけます。
逃げた先には友華角会のメンバーが十字の器具をシカの角に投げつけて、ロープを引っかけて捕獲します。
逃げ回るシカを捕まえることは簡単ではありませんが、勢子らが協力して追い込み無事に捕獲。その後神官の手により、
無事に角が切られました。
 
迫力ある光景に、会場は大いに湧いていました。
角切③
神社周辺のシカは人に慣れています
角切②
会場設営 白い幕を張ります
角切④
本学の学生は勢子としてお手伝いしました
角切①
捕獲が終わってホッと一息
【関連情報】 2025年は12年に一度の金華山巳歳御縁年大祭が行われる年です。石巻観光協会からの依頼を受け、
 本学理工学部機械工学科の学生が観光用オブジェの制作を行いました。