2023.10.03 Tue
生物科学科トピックス一覧

【生物科学科】卒業生の研究成果(野生ニホンアナグマの食性に関する研究」が学術誌に掲載されました

令和4年3月に理工学部生物科学科を卒業した四釜佑規さんを筆頭著者とする学術論文が、日本哺乳類学会の英文誌Mammal Studyに掲載されました。オープンアクセス(OA)化していますので、雑誌のサイトからどなたでもお読みいただけます。
四釜さん2▲論文を発表した四釜さん
四釜さn3▲研究対象の二ホンアナグマ
在学中、本学の演習林(トヤケ森山の一部)で採集したニホンアナグマの糞の内容物を分析する研究を行った四釜さんは、卒業後も研究を継続。本学に度々訪れ、2年間で169個の糞サンプルを分析しました。
ニホンアナグマを対象にこれだけ長期の食物データを評価した事例は過去になく、本論文の成果は、非常に価値の高い情報となりました。
 
アナグマの食物となる果実や昆虫の密度調査には、学部時代の同期である、大学院生(本学理工学研究科)の伊藤友仁さんと卒業生の荒木太一さんが協力。お二人は論文共著者となっています。
 
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石巻専修大学生物科学科ブログ
■四釜 佑規さんのコメント
本研究を通して、一つの物事を、他の人と協力しつつも自分一人で最後まで成し遂げるということの大変さと、その面白さを学びました。
後輩の皆さんも、自分のやりたいことを続けていけばちゃんと結果が出るので、自分が学びたいものをしっかり学んで悔いのない学生生活を送ってください。
四釜さんは在学中、動物生態学研究室に所属し、標本展示室の開設にも貢献しました。
□参考【生物科学科】「骨格標本の常設展示」学生会館にオープン