2022.09.08 Thu
情報マネジメント学科トピックス一覧

【情報マネジメント学科】夏期集中講義「マーケティングリサーチ」を開講

情報マネジメント学科の専門科目「マーケティングリサーチ」が8月22日(月)から25日(木)の4日間にわたり開講されました。

0822_IM集中▲講義を行う見山特任教授
本講義は専修大学経営学部の見山謙一郎特任教授が担当。「顧客への価値創造」という視点からマーケティングの基礎を理解し、仮説とフィールドワークを通じて、マーケティングプラン作成を行うことを目的とする実践型の講義です。宮城県農山漁村なりわい課と連携し、「宮城県農山漁村集落体制づくり支援事業」の一環として実施されました。

講義には、情報マネジメント学科の学生だけでなく、本支援事業に協力している経営学科庄子ゼミナールや、専修大学経営学部の学生も参加。所属の枠をこえて石巻圏域の地域課題に取り組みました。
<1日目~学内講義~>
はじめに「中山間地域の農業」と題して、中山間地域における農業の実態や様々な取り組みについて、宮城県庁職員、東北農都総研の方に説明していただきました。
その後、4つのグループに分かれ、今回のテーマ「若者が地域と継続的な関係を構築していくためには?」に沿って、24日に訪問する登米市沢田地区の課題を解決するための仮説立案にとりかかりました。
0822_IM集中②▲意見を発表する学生
<2日目~デスクトップリサーチ~>
グループ毎に、1日目に立案した仮説について様々な情報を集めて検証したり(デスクトップリサーチ)、24日の現地調査の際のインタビュー内容をブラッシュアップしました。
IMG_0766▲アイディアが出たらホワイトボードへ
IMG_0749▲どのグループも活発に意見交換が行われました
IMG_0764▲教室の大型ホワイトボードをフル活用
<3日目~フィールドワーク~>
トウモロコシ栽培から販売まで行っている登米市沢田地区を訪問し、トウモロコシ畑、棚田等、中山間地域農業の現場を視察させていただきました。
沢田地域の代表を務める阿部彰さんへのインタビューも実施し、各グループで事前に立てた仮説との比較、認識の違いを確認しました。
トウモロコシ畑▲畑で阿部さんの説明を聞く学生たち
トウモロコシ畑 (2)▲トウモロコシを試食
トウモロコシ畑 (3)▲現場をじっくりと視察
沢田地区阿部さん▲阿部さんにインタビューを実施
その後は、東松島市にある「スマート防災エコタウン」を視察。一般社団法人 東松島みらいとし機構(HOPE)の代表理事を務める渥美裕介さんより、持続可能なまちづくりや、エネルギーの地産地消についてお話を伺いました。
東松島市HOPE▲HOPEの役割について講話いただきました
防災エコタウン③▲防災調整池のミドルソーラーを見学
防災エコタウン①▲大型蓄電池を前に説明を聞く学生たち
防災エコタウン②▲防災エコタウンの集合住宅
<最終日~学内発表会~>
3日間におよぶ調査や現地視察を踏まえたうえで、沢田地区の課題に対する提案をグループ毎にプレゼンテーションしました。
参加していた宮城県庁、東北農都総研の担当者からは「どのグループも沢田地区に寄り添った提案となっており、我々が逆に学ばせてもらいました」との講評をいただきました。
0824_IMプレゼン
0824_IMプレゼン②
0824_IMプレゼン④
0824_IMプレゼン③
IMG_0828D
0824_ホワイトボード

【参加学生の感想】

■佐藤 侑哉さん(石巻専修大学経営学部情報マネジメント学科2年次・宮城県貞山高校出身) 
今回の授業に参加して考え方が変わりました。私たちはコロナの影響を直撃した世代。今まで本学的なグループワークが出来なかったので、様々なバックボーンを持つ専修大学、石巻専修大学の経営学科、そして情報マネジメント学科所属の学生たちとグループワークを行うことで、とても刺激を受けました。
今後はこのようなグループワークをもっと学科内で行いたいと考えています。情報マネジメント学科は新設2年目で先輩もいません。すべてにおいて自分たちが先頭に立って実践しなければならないと実感しました。
 
■浅野 めぐみさん(石巻専修大学経営学部経営学科3年次・茨城県常盤大学高校出身)
今回の講義で最も印象的だったことは、沢⽥集落に⾏った際、阿部代表が集落のことを微笑みながら楽しそうに語っていたことです。その時にこの想いをどうにか未来に繋げていきたいと思い、仲間たちと最善の提案を考えたことで、私の夢である、地域おこしや町おこしに携わりたいという夢がより現実的になってきたと感じています。それは先⽣⽅が私たちと同じ熱量で⼀緒になって取り組み、私たちの提案にもワクワクしながらアドバイスやコメントをくださったおかげだと感じています。
チームのメンバーともお互いの意⾒を否定せずに、肯定しながらどんどん新しい意⾒が⽣まれていったあの経験も、発表時間に迫れば迫るほど団結⼒が強まった経験も、どれも全部忘れたくないとても良い思い出になりました。今回、専修⼤学の学⽣と関わることができたのも良い刺激になりました。
これからもこのような経験を沢⼭していきたいです。私はこの経験が当たり前にできる環境にいられることをとても誇りに思います。
 
■山本 美也さん(専修大学経営学部ビジネスデザイン学科3年次) 
グループワークは大学の授業で何度か経験したことがありますが、今回のように、初めて訪れた場所で面識のないメンバーとグループワークすること自体が初めての経験でした。生活環境も考え方も異なる同年代の学生達と議論を重ねることで、新たな考え方、価値観を得ることができました。
また、石巻専修大学には専修大学への「国内留学」があるので、逆に専修大学の学生が石巻専修大学へ「国内留学」する制度があってもよいと思いました。
IM集中講義_全員集合▲最後に参加者全員で記念撮影
【関事記事】