2021.03.17 Wed
復興共生プロジェクトTOPICS

【機械工学科】高橋智研究室が新たな模型製作 復興支援に一役

「MEET門脇」に石巻市沿岸部復元立体模型を設置&寄贈

 東日本大震災から10年目となる今年、理工学部機械工学科の高橋智准教授と大学院生の木村光平さんが新たに「石巻市沿岸部の復元立体模型」を製作。
 3月8日、石巻市内にオープンした震災伝承交流施設「MEET門脇」に設置されました。
立体模型2▲製作した高橋准教授(右)と大学院生の木村さん(左)

立体模型1▲約200個のパーツで構成されている立体模型
 3Dプリンタで製作された模型の大きさは、東西2メートル、南北1.75メートル。震災前の石巻市南浜・門脇地区の街並みを縮尺750分の1サイズの立体模型で再現しました。
 家屋や商店など一軒一軒精密に再現された真っ白な立体模型は、「MEET門脇」1階の壁面に設置され、プロジェクションマッピングによって当時の街並みや避難行動が投影されます。
 また、今回、2012年7月に制作したカラーの立体模型も合わせて寄贈。被災地の復興に一役買っています。

【高橋 智准教授のコメント】
10年経過し、当時の教訓が風化してきている。これからの防災のためにも、本模型や映像を活用して、地域住民がどのように避難したかなど、東日本大震災の記憶をしっかり伝えていってほしいと思います。
復元模型1▲2012年に制作された立体模型( 1/1500縮尺)
復元模型2▲来場者の心の復興にも一役買っています