23 Apr

ONLINE公開講座・シンポジウム

文学部哲学科公開講座 哲学とパフォーミングアーツ 第3回「音の哲学に向けて」

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―出演―
ペーター・ブロッツマン(ドイツ)、
ポール・ニールセン・ラヴ(ノルウェー)
近藤等則(日本)

2017年4月23日(日)15時より
専修大学生田キャンパス新2号館 Active!Studio 202にて
入場料無料 4月1日(土)10:00より予約受付開始

予約方法

2017年4月1日(土)10:00より、下記のフォーム受付。
http://toshinorikondo.com
名前、ふりがな、メールアドレスを記入の上申し込み。先着200名まで受付。
※予約事務局は近藤音体研究所の協力を得ています。


プログラム

 1.開会のご挨拶
  文学部哲学科教授 伊吹 克己
 2.演奏
  ペーター・ブロッツマン(ts,cl)/ポール・ニールセン・ラヴ(Ds)/近藤等則(El tp)
  休憩を挿み、40分を2セット
 3.インタビュー
  ペーター・ブロッツマン 聞き手 金子 洋之 / 通訳 近藤等則
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開催概要
タイトル専修大学文学部哲学科公開講座「哲学とパフォーミングアーツ」第3回
テーマ「音の哲学に向けて」
開催日2017年4月23日(日)
時間開場14:30~ 開演15:00~
場所専修大学生田キャンパス新2号館アクティブ・スタジオ
〒214-8580 神奈川県川崎市多摩区東三田2-1-1
出演ペーター・ブロッツマン(テナーサックス、クラリネット)
ポール・ニールセン・ラブ(ドラムス)
近藤等則(エレクトリック・トランペット)
トーク・司会専修大学文学部哲学科 大学院文学研究科哲学専攻 教授 伊吹 克己(いぶき かつみ)
専修大学文学部哲学科 大学院文学研究科哲学専攻 教授 金子 洋之(かねこ ひろし)
アクセス専修大学生田キャンパス新2号館
小田急線向ヶ丘遊園駅北口よりバス
「専修大学前」行きバスで約10分 → 終点下車、徒歩3分
「専修大学9号館」行きバスで10分 → 終点下車、徒歩6分
「聖マリアンナ医科大学」「あざみ野」行きバスで約10分
東急田園都市線・横浜市営地下鉄あざみ野駅よりバス
「向ヶ丘遊園行」のバス「専修大学入口・川崎ゴルフ場入口」下車、徒歩5分
問い合わせ先専修大学文学部哲学科 金子 洋之
MAIL:hkaneko@isc.senshu-u.ac.jp
専修大学文学部哲学科ホームページ
http://www.senshu-u.ac.jp/School/philosophy/top.html
出演者プロフィール

ペーター・ブロッツマン(テナーサックス、クラリネット)

1941年ドイツのレムシャイト生まれ。「ジャズ・ヘラクレス」と称されるフリージャズの巨人。フルクサス運動の洗礼を受ける。サックスとクラリネットを独学で習得。 60年代半ばからプロのミュージシャンとして活動を始め、66年ジャズ・リアリティーズとして欧州楽旅、ヨーロッパ初の即興演奏オーケストラ、グローブ・ユニティーに参加。67年、初リーダー作「For Adolph Sax」を、68年には「Machine Gun」を自主制作。69年ミュージシャン自身でレコード制作、ワーク ショップ、フェスティバルなどを行なうためにアレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハ、ヨスト・ゲバース等とFree Music Production(FMP)を設立。以後、膨大な数の作品を発表し、現在まで精力的に活動し続けている。

ポール・ニールセン・ラヴ(ドラムス)
1974年ノルウェーのモルデ生まれ。現代音楽シーンで最も人気のあるドラマーの一人。「美しい爆発」「最も革新的でダイナミックで多面的なドラマー」と評される。90年代半ばからその頭角を現す。2000年にドイツでレコーディングされたアルバム「The Thing」は、のちにヨーロッパの最も重要なジャズグループのバンド名となり、極限的なノイズミュージックからアメリカンフリージャズに至るまで様々な音源を発表している。現在、尖鋭フリー・ ジャズ・ビッグ・バンドLarge Uni 他多数のユニットに参加。2016年に大友良英とのデュオでヨーロッパツアーを行っている。

近藤等則(エレクトリック・トランペット)
1948年愛媛県今治市生まれ。78年にニューヨークに渡り、多数の新鋭ミュージシャンと活動。80年代に「IMA BAND」で一世を風靡する。93年、アムステルダムへ拠点を移し、「地球を吹く」プロジェクトに取り組む。2012年帰国。2014年9月より音楽ダウンロード販売サイト「Toshinori Kondo Recordings」をスタート。自然から得るインスピレーションに忠実に即興演奏を行う「地球を吹く」プロジェクトのコンセプトは、2017年2月のヨーロッパツアーで若いインプロヴァイザーたちに熱狂的に迎えられた。直近では2017年3月11日に、福島県双葉郡楢葉町で「地球を吹くin 楢葉町」として野外ライブを行っている。

伊吹克己
専修大学文学部哲学科 大学院文学研究科哲学専攻 教授
1949年北海道函館市生まれ。日本の伝統芸能から古今東西の音楽、舞台など幅広い芸術のジャンルに造詣が深く、美学を端緒とし哲学の道へ進む。現在のテーマは「共同体」。

金子洋之(ひろし)
専修大学文学部哲学科 大学院文学研究科哲学専攻 教授
1956年北海道小樽市生まれ。研究分野は哲学・論理学(論理学の哲学、数学の哲学)。

文学部哲学科公開講座『哲学とパフォーミングアーツ』について

専修大学文学部哲学科では、2017年4月23日(日)、公開講座「パフォーミング・アーツと哲学」の第3回として、専修大学生田キャンパス(神奈川県川崎市多摩区東三田2-1-1)新2号館アクティブ・スタジオにて、即興演奏の無料コンサートを行います。出演は、フリージャズの世界的なプレーヤー、テナーサックスのペーター・ブロッツマン氏(ドイツ)、ドラムスのポール・ニールセン・ラヴ氏(ノルウェー)、日本の代表的な即興演奏家であるエレクトリック・トランぺッターの近藤等則氏です。ブロッツマン氏と近藤氏の30年にわたる関係が、今回の催しの実現につながりました。入場は無料で、事前予約登録が必要です。4月1日(土)からインターネットで予約を受け付けます。

公開講座「パフォーミング・アーツと哲学」第3回のテーマは、「音の哲学に向けて」。「見る」という知覚からとらえられてきた哲学を、「音を聴く」行為でとらえなおす試みです。ヨーロッパの大学や美術館では、アートと音楽、ダンスとアートなど、現代アートの異なった分野の融合を進める活動が活発に行われており、フリーインプロヴィゼーションもその一翼をになっています。専修大学文学部では、異なるジャンルのアートや表現を積極的に講義にとりいれ、学生や一般の方が様々なパフォーマンスに触れる機会を作っていく予定です。

第3回目を迎える文学部哲学科の公開講座「哲学とパフォーミング・アーツ」。第1回は、2014年12月に「フリーな即興の過去・現在・未来」というテーマで近藤等則氏のソロ演奏と、後藤篤氏(トロンボーン)と立花秀樹氏(アルトサックス)が加わった演奏を行いました。第2回目は2016年1月に『Koncolla』と題して近藤等則氏とコンテンポラリーダンスの近藤良平氏のコラボレーション公演を行い、好評を博しました。

会場となる新2号館は、東日本大震災により損壊した校舎を、新たに建設したものです。新2号館は博物館実習設備やスタジオ設備を備え、同時に建設された新3号館は大学院棟となります。専修大学では、建学の精神「社会に対する報恩奉仕」に基づき、「社会知性(Socio-Intelligence)の開発」というビジョンを教育の根幹とし、学部・大学院への社会人の受入れ、科目等履修生等の受入れ、一般市民の皆様に向けての、各種公開講座・講演会・シンポジウムなどを開催しています。

専修大学生田キャンパスの位置する生田緑地は、岡本太郎美術館(川崎市多摩区枡形)、藤子不二雄ミュージアム(川崎市多摩区長尾)、川崎市立日本民家園(川崎市多摩区枡形)といったアートを楽しめる施設が点在しており、都心に近く自然に恵まれたアート圏です。専修大学生田キャンパス新2号館、新3号館は、生田緑地にあらたなアートの魅力を伝えるスポットになることでしょう。