民法学専攻/公法学専攻
博士後期課程の特徴
博士後期課程では、修士課程及び法科大学院等専門職大学院における教育を基盤として、高度の専門知識及び能力を備え、国際社会における貢献に資するとともに、国際競争力を有する研究教育に優れた大学教員、研究者等を養成することを中心としています。また、併せて高度専門職業人の養成も目指しています。指導計画の概要とガイドライン(博士後期課程)
博士論文を作成するためには、計画的な研究が必要となります。以下では、博士論文の作成から提出に至るまでの指導計画のガイドラインとスケジュールを示します。ガイドラインの概要は次のとおりです。
1 博士論文作成に向け、年次ごとに示されている目標とスケジュールにしたがって、博士論文の作成が進められます。
2 博士論文の中間発表会を実施し、指導教授以外の教員から助言と指導を受ける機会を設け、多角的な視点より博士論文の作成を可能にする指導体制がとられています。
3 各年次末(博士論文を提出した年を除く)には、研究報告書の提出が必要とされます。
指導教授との打合せ
各年度初め(4月)に指導教授と院生の間で、授業運営方針(研究指導の方法およびスケジュール等の研究指導計画)について、詳細な打合せを行います。
この打合せにより、指導教授より、個々の院生向けに十分にカスタマイズされた研究指導計画に即した研究指導が行われます。
研究指導の方法(博士論文作成と提出まで )とスケジュール 表
学年 | 目標 | 研究指導の具体的内容およびスケジュール |
1年次 | 博士論文の構想の策定とテーマの設定 | 1 修士論文のレビュー(4月~) 2 博士論文の構想の策定 ― 問題意識・目的・課題の明確化(5月~) 3 博士論文の構想に即したテーマの設定と章立て(5月~) 4 先行研究のサーベイと整理(5月~) 5 博士論文草稿の執筆開始(5月~) 6 研究報告書の提出(1月) |
2年次 | 博士論文の章ごとの検討 | 1 章立ての精査と修正(4月~)
2 博士論文草稿の執筆(4月~) *3 博士論文中間発表会(前期 研究科内公開) 4 研究報告書の提出(1月) (*3の項目は、令和5年度より実施します。) |
3年次 | 博士論文の完成と提出 | 1 博士論文の最終的調整と完成(4月~)
2 博士課程論文題目届の提出(6月) *3 博士論文中間発表会(7月 研究科内公開) 4 博士論文の提出(9月) 5 口頭試問(11月) (*3の項目は、令和5年度より実施します。) |
開講科目、講義要項(シラバス)
- 開講科目の一覧はコチラから大学院要項をご確認ください
履修方法について(令和5年度以降入学者用)
※令和4年度以前に入学された在学生の方は、配付している大学院要項を確認していただくか、コチラから確認してください。
民事法学専攻、公法学専攻
1.博士後期課程の標準修業年限は3年です。修得すべき単位は16単位で、かつ、必要な研究指導を必ず受けてください。必修科目 | 選択科目 | 合計 | |
1年 | 指導教授の「演習」4単位 | 4単位以上 | 16単位以上 |
2年 | 指導教授の「演習」4単位 | ||
3年 | 指導教授の「演習」4単位 |
(2)選択科目は、指導教授の講義または、当該年度に開講されている講義を履修してください。
2.指導教授が研究上特に必要と認め、当該研究科委員会の承認を得た場合に限り、本大学院の他の研究科および他の専攻の授業科目もしくは単位互換協定校で開講されている授業科目等(特別の課程「履修証明プログラム」を含む)を履修することができます。この場合の単位は、15 単位以内で単位認定することができます。
3.本研究科に入学する前に本大学院又は他の大学院において修得した単位(特別の課程「履修証明プログラム」を含む)を本研究科において修得したものとみなすことを希望する場合は、本研究科が定める学位授与の方針及び教育課程編成・実施の方針に照らし、教育上有益であり、本研究科の教育課程に即したものであると認めるときは、15 単位を超えない範囲で本研究科において修得したものとみなすことができます。
ただし、入学する前に本大学院又は他の大学院で修得した単位(特別の課程「履修証明プログラム」を含む)を本研究科で修得した単位とみなすことができる単位数と、本研究科入学後に単位互換協定校で開講されている科目等(特別の課程「履修証明プログラム」を含む)の単位認定数は、合わせて20 単位を超えないものとします。
申請方法等については、大学院事務課にお問い合わせください。
4.博士後期課程に在学する者は、当該年度の研究状況について所定用紙により「研究報告書」を作成し、1月末日までに指導教授を経由して大学院事務課に提出してください。
5.博士論文の作成にあたっては、指導教授の研究指導が必要です。従って、所定の単位を修得して博士論文作成のために在学する者は、必ず指導教授の演習を履修してください。