教授・高岡 貞夫

高岡先生
原生林から里山まで様々な植生を対象にして、その成り立ちや環境要因との関係をフィールドワークやGIS分析を行って研究しています。
高岡 貞夫
教授



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教員データ

氏名・職位 高岡 貞夫(TAKAOKA SADAO) 教授
文学部開講科目自然環境学調査法3
野外調査法2
地域生態学1
地域生態学2
地理情報システム実習1
ゼミナール1・2
卒業論文
大学院開講科目自然地理学特講Ⅲ 自然地理学特講Ⅲ演習 地域研究法 地域特別研究法 地球環境論特殊研究Ⅲ 地球環境論特殊研究Ⅲ演習
略歴東京都立大学博士課程理学研究科単位取得満期退学 博士(理学) [東京都立大学]
専門分野自然地理学(地生態学 植生地理学)
研究キーワード山岳地域における地表変動と植生構造/林野火災にともなう植生動態/乾燥サバンナ地域における環境変化と人間対応
所属学会日本地理学会 日本生態学会 日本植生史学会 森林立地学会 日本第四紀学会 日本アフリカ学会 植生学会

主要業績

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単行本(単著)
単行本(共著・編著・論文集・事典など)
『図説日本の自然史-第四紀の人と環境-』--朝倉書店--2026
『日本の地理学の百年』--古今書院--2025年
『地理学事典』--丸善出版--2023年
『山地と人間』--専修大学出版-- 2023年
『東京地理入門―東京をあるく,みる,楽しむ―』--朝倉書店--2020年
『羽村市史 資料編 自然』--羽村市--2019年
『実践 統合自然地理学:あたらしい地域自然のとらえ方』--古今書院--2018年
論文(雑誌・紀要・研究結果報告書など)
ジオ多様性を考慮した生物多様性研究の必要性と課題--地学雑誌 134--2026年
The Influence of Geomorphology on Storage and Surface Water–Groundwater Interactions in Mountainous Head water Streams--Hydrological Processes 40--2026
A landscape-level study on vegetation richness of ancient landslide areas--Progress in Physical Geography 48--2024年
野生動物とジオ多様性の関係に関する研究分野としての動物地理学の可能性--地理学評論 96--2023年
Four types of geodiversity for nature conservation with a focus on the relationship between landform and vegetation--Geoheritage 14--2022年
長野県梓川上流域における地形植生史:山地の斜面発達と植生分布構造--植生史研究 28--2020年
Regional variations in vegetation patterns on landslides in the snowy mountains of central Japan--Mountain Research and Development 39--2019年
その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)
赤石山地北部の約1100年前の岩屑なだれ地に形成された森林の組成と構造--植生学会第30回大会--2025年
長期的視点でみる地形と植生の関係:約1100年前の地表変動で形成された森林植生の事例--日本地理学会2025年春季学術大会--2025年
Geodiversity loss in the Anthropocene and its impact on biodiversity--JpGU-Meeting--2023年
生物多様性の保全にむけたジオダイバーシティのとらえ方:中部山岳国立公園の事例--日本地理学会2021年春季学術大会--2021年

ゼミ紹介

学部

 
生態地理学(森の自然の成り立ち・森と人のつながり)
地形、地質、気候、植生、土壌、水文などの自然因子や人間の様々な活動が、どのように相互に影響し合っているのかを考えながら、地域の生態系の成り立ちや仕組みを考えます。フィールドは日本アルプスの高山帯から沖縄の海にまで広がっています。

メッセージ

自然は植物、動物、地質、鉱物といった具合に構成要素に分解してそれぞれを探求していくことで謎の解明が進みますが、一方で要素間のつながりや相互の影響に着目して研究をすることも、自然の全体像を理解するうえで大切です。植生の違いがつくりだす地球表面の様々な模様は、地表付近で起きている岩石の風化や動植物の働き、水や大気や熱の移動などの諸現象の結果として形成されたものです。そのようにしてできた植生の構造や変化の分析を通じて自然全体の仕組みや動態を知ることは、自然保護や生態系の保全を考える基礎としてとても重要なことです。

大学院

 
自然地理学特講Ⅲ
自然地理学、特に植生地理学や地生態学の分野の研究課題と研究方法について考察する。前期はまず、地生態学(景観生態学)に関する基礎概念と従来の研究成果を確認し、植生の構造・機能と立地環境・攪乱体制との関係に着目して検討をすすめる。後期は植生の構造と機能の時間変化について、隣接分野の研究手法とも関連付けながら理解を深めていく。授業は講義だけでなく、演習形式(原書講読や発表)や実習形式(調査計画、空中写真判読、測量、年輪解析など)を交えて進める。
 
自然地理学特講Ⅲ演習
地生態学や関連する自然地理学分野の研究課題を整理し、また研究の計画・調査の実施・結果の分析と論文執筆といった形式をとる演習を通して、地域生態系の構造と機能を理解するための方法論的考察を行う。
 
地域研究法
テーマを定めたうえで受講生(指導学生)と特定の地域に関する共同研究を実践し、その成果をとりまとめることを通じて、地域を研究することの包括的理解を促す。
 
地球環境論特殊研究Ⅲ
The Hidden Forest(Henry Holt)には、1980年代以降に森林科学を中心とする野外科学において、どのような研究上の工夫や研究体制の仕組みによって、数々の「発見」が生み出されてきたのかが記されている。本書を読みながら、学問的な「発見」が生まれるメカニズムについて考えていく。専門用語の説明を補いながら読み進み、地域の自然的特性や、森林科学を取り巻く学問的・社会的な背景の解説を随時行い、人文地理学分野の院生にも抵抗感なく受講できるようにしたい。
 
地球環境論特殊研究Ⅲ演習
博士論文の提出に向けて、自然地理学や関連分野の研究課題を整理しつつ、調査・分析や論文作成に関する方法を学ぶ。1・2年次にはレビューワークとフィールドワークを並行して行い、研究論文をまとめる。3年次には引き続きレビューワークとフィールドワークを行い、博士論文をまとめる。各年次とも、論文の執筆と発表の指導に重点をおく。
 
地域特別研究法
特定テーマを定めて、受講生(指導学生)と共同研究を実践して成果をとりまとめ、研究することの包括的理解を促す。現地調査の実施のため、授業時間帯を受講生と相談して変更する時が一年に数回生じることがある。年度内に指定された回数の発表会に必ず参加し発表を行う。