准教授・縫村 崇行

nuimura
環境変動を測量や気象観測などでデータを取得し、GIS(地理情報システム)やリモートセンシング(衛星画像)と組み合わせて地図化し空間分布を明らかにする研究を専門としています。
具体的には地球温暖化によるヒマラヤ地域の山岳氷河の減少量の評価研究を行っています。
縫村 崇行
准教授



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教員データ

氏名・職位  縫村 崇行(NUIMURA TAKAYUKI)・准教授
文学部開講科目 応用測量学
環境地図学1・2
ゼミナール1・2
測量学
測量学実習
野外調査法1
大学院開講科目 自然地理学特講IV
自然地理学特講IV演習
地域特別研究法
地域研究法
地球環境論特殊研究IV
地域環境論特殊研究IV演習
略歴 名古屋大学大学院博士後期課程修了 博士(理学) [名古屋大学大学院]
専門分野 自然地理学(雪氷学・地理情報学・測量学・リモートセンシング)
研究キーワード ヒマラヤの氷河変動・気候変動・空間情報
所属学会 日本地理学会、日本雪氷学会、日本地球惑星科学連合 

主要業績

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単行本(単著)
単行本(共著・編著・論文集・事典など)
リモートセンシング事典--丸善出版--2022年
実践 統合自然地理学--古今書院--2018年
論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)
Downwasting of the debris-covered area of Lirung Glacier in Langtang Valley, Nepal Himalaya, from 1974 to 2010--Quaternary International--2017年
The GAMDAM glacier inventory: A quality-controlled inventory of Asian glaciers--The Cryosphere--2015年
ヒマラヤにおけるリモートセンシングを用いた氷河研究の動向--雪氷--2014年
その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)
地表面温度の時系列変化から推定する氷河表面のデブリ層厚分布--日本地理学会春季学術大会--2024年03月
ヒマラヤにおける氷河表面温度の時系列変化パターン分類によるデブリ層厚推定--日本雪氷学会全国大会--2023年09月
熱赤外バンドより得られた輝度温度の時系列パターン分類による地表面熱特性の推定--日本リモートセンシング学会春季学術講演会--2023年06月

ゼミ紹介

学部

 
地図作成による空間情報の可視化研究
地形・気象・その他の環境指標など空間分布する情報全般を対象とします。自然地理学・人文地理学いずれでもゼミ生の関心のあるテーマについて、地図化というキーワードを通して卒業研究としてとりくむことができます。

メッセージ

自然現象や人間活動の社会への影響を把握するうえで、その地理空間分布を見ることは重要です。わかりやすい地図化はその事象の理解への大きな手助けとなります。地図を通して新しい視点から世界を見てみましょう。

大学院

 
自然地理学特講IV
国土空間は,国民の生活に不可欠な究極の社会資本である。また,生産活動に必要な資源の一つと捉えることも可能である。一方,自然災害の素因を内包しているなど,国民にとって負の特性も持つ。このような国土空間を管理する目的および手法と,そのために必要となる国土空間の形状,量,特性とその変化に関する地理情報の整備,ならびに,地域調査を行ってこれらの地理情報をGIS等を用いて分析し,国土の管理に応用する手法について講義を行う。
 
自然地理学特講IV演習
本演習では,自然地理学,自然地理学を基礎とする応用地理学,または地図学・地理情報科学の分野の研究を遂行するために必要となる技能を身につけるため,実地の地域調査と,それに関連する技術習得の演習を行う。また,1年生,2年生はそれぞれの段階に応じた発表を行い,全員で討論を行う。
 
地域研究法
テーマを定めたうえで受講生(指導学生)と特定の地域に関する共同研究を実践し、その成果をとりまとめることを通じて、地域を研究することの包括的理解を促す。
 
地球環境論特殊研究Ⅳ
地図学・地理情報科学の分野における最新の学術知見や産業分野での利用事例などを調査及び実践を通して学ぶ。
 
地球環境論特殊研究Ⅳ演習
博士論文の執筆に向けて1・2年次には、国内外の学術雑誌や文献から、各自のテーマに関する研究動向を整理し、研究目的、研究の位置づけや意義を明確にする。またフィールドワークや分析も並行して行い、国内外の学会発表の経験を積むこと、研究論文を学術雑誌に投稿することを目指す。3年次には引き続き、文献レビューや調査・分析を行い、博士論文を執筆する。
 
地域特別研究法
テーマを定めたうえで受講生(指導学生)と特定の地域に関する共同研究を実践し、その成果をとりまとめることを通じて、地域を研究することの包括的理解を促す。