准教授・三河 雅弘

三河
私たちが生活している場は過去の積み重なりから成り立っています。私は、そうした現在と過去の関係を重視しています。歴史資料の分析や現地調査をもとに過去を考察し、現在に対する理解を深めていきたいと思っています。
三河 雅弘
准教授



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教員データ

氏名・職位 三河 雅弘(MIKAWA MASAHIRO) 准教授
文学部開講科目地理学への招待
人文地理学調査法3
野外調査法1
ゼミナール1・2
卒業論文
大学院開講科目人文地理学特講Ⅰ 人文地理学特講Ⅰ演習 地域研究法
略歴総合研究大学院大学 文化科学研究科博士課程修了 博士(文学) [総合研究大学院大学]
専門分野人文地理学(歴史地理学)
研究キーワード古代日本/土地領有/領域/古地図/景観
所属学会歴史地理学会 

主要業績

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単行本(単著)
古代寺院の土地領有と荘園図--同成社-- 2017年2月
単行本(共著・編著・論文集・事典など)
論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)
阿波国名方郡東大寺領と「図券」--地方史研究67--2017年8月
ライデンに所在するシーボルト関係地図資料について--青山宏夫編『オランダ・ドイツに所在するシーボルト関係地図資料』国立歴史民俗博物館--2016年3月
八世紀の寺院による土地領有と国家--国立歴史民俗博物館研究報告175--2013年1月
班田図と古代荘園図の役割--歴史地理学52-1--2010年1月
古代国家による寺院荘園の認定と土地把握--歴史地理学50-5--2008年12月
その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・エッセイなど)
古代荘園図にみる寺領の形成--国史学会(國學院大學)--2016年12月
ライデンとミュンヘンのシーボルト関係地図資料--歴史地理学会例会(日本大学)--2016年2月
明治前期における地籍図作成と地域社会--歴史地理学会例会(国士舘大学)--2011年1月
古代日本における田図および荘園図の機能と表現内容--歴史地理学会大会(神戸大学)--2009年9月
律令期における田図と地図について--歴史学研究会古代史部会例会(学習院大学)--2007年3月

ゼミ紹介

学部


 
歴史地理学(歴史時代の地域と古地図の研究)
私たちが生活している場は過去の積み重なりから成り立っています。私は、そうした現在と過去の関係を重視しています。歴史資料の分析や現地調査をもとに過去を考察し、現在に対する理解を深めていきたいと思っています。

メッセージ

古地図を片手に町や村を歩いていると、過去の人々の生活の痕跡が、以外と多く現代に息づいていることに気づきます。また、現在では失われてしまった痕跡でも、古い地形図や古い写真のなかに確認することができます。そうした痕跡を拾い出しながら、過去の世界を再構成(復原)したり、過去と現在との関係について考えたりすることに関心がある方を待っています。過去を対象とした研究を通じて、地域の特性や人々の生活の知恵などを一緒に明らかにしていきましょう。

大学院

 
人文地理学特講Ⅰ
過去の景観や空間そして人々の認識に関するテーマを取り上げ、それらに対する歴史地理学の研究視角や研究方法について検討していく。あわせて歴史資料や考古資料の分析方法、現地調査のあり方、文化的景観についても学んでいく。なお、講義形式・演習形式・実習作業を交えて進めていく。
 
人文地理学特講Ⅰ演習
歴史地理学の研究視角や研究方法に対する理解を深めていく。論文完成へ向けた研究計画・資料分析・現地調査・論理展開の構築・論文の執筆を指導していく。
 
地域研究法
テーマを定めたうえで受講生(指導学生)と特定の地域に関する共同研究を実践し、その成果をとりまとめることを通じて、地域を研究することの包括的理解を促す。