教授・江崎 雄治

江崎
少子高齢化時代を迎え、ますます重要になる人口問題を、地域の視点から学びます。
江崎 雄治
教授



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教員データ

氏名・職位 江崎 雄治(ESAKI YUJI) 教授
文学部開講科目野外調査法1
人文地理学概論2
人文環境学調査法4
社会環境学1
社会環境学2
ゼミナール1・2
卒業論文
大学院開講科目人文地理学特講Ⅱ 人文地理学特講Ⅱ演習 地域研究法 地域特別研究法 地域論特殊研究Ⅳ 地域論特殊研究Ⅳ演習
略歴東京大学博士課程理学系研究科中退 博士(理学) [東京大学]
専門分野地理学(人口地理学)
研究キーワード日本国内の人口移動と地域人口の変動
所属学会日本地理学会 人文地理学会 地理科学学会 東北地理学会 経済地理学会 日本人口学会

主要業績

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単行本(単著)
首都圏人口の将来像-都心と郊外の人口地理学--専修大学出版局-- 2006年03月
単行本(共著・編著・論文集・事典など)
人口・居住と自然-GISによる分析--財団法人統計情報研究開発センター-- 2009年04月
職業からみた人口-その地域構造と変動--大蔵省印刷局-- 1996年09月
論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)
山形県庄内地域出身者のUターン移動--石川義孝編著『人口減少と地域-地理学的アプローチ』京都大学学術出版会-- 2007年09月
地方圏出身者のUターン移動--人口問題研究63/2-- 2007年06月
『都道府県別将来推計人口(平成14年3月推計)』における仮定値設定と推計結果の中間評価--人口問題研究60/4-- 2004年12月
戦後日本の人口移動-地方圏出身者の移動と人口分布変動--荒井良雄、川口太郎、井上孝編『日本の人口移動-ライフコースと地域性』古今書院-- 2002年06月
日本の市区町村別将来推計人口-平成17(2005)-平成47(2035)年(平成20年12月推計)--人口問題研究65/1-- 2009年03月
その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)
大都市圏郊外における人口停滞と高齢化--日本人口学会大会(神戸大学)2005年06月
山形県庄内地域出身者の還流移動--日本地理学会春季学術大会(青山学院大学)2005年03月
Population aging in the suburbs of the Tokyo metropolitan area--The 30th Congress of the International Geographical Union, Glasgow, UK2004年08月
東京大都市圏郊外の高齢化-GISによる地域メッシュ統計の分析--日本地理学会春季学術大会(東京経済大学)2004年03月
県庁所在都市の人口構造とその変化-メッシュデータを用いた30km圏の分析--日本人口学会東日本地域部会(北海道東海大学)2003年05月

ゼミ紹介

学部


 
人口地理学(都市の居住環境評価・少子高齢化)
Uターン者に対する調査などから人口移動の変化を考察したり、都市圏における少子化の波及プロセスを分析するなど、人口地理学的研究を行っています。またその応用として、地域の将来人口を予測するなどの研究も行っています。さらに都市住民の居住環境評価も研究対象です。

メッセージ

これからの世の中、どれだけ人工知能(AI)が発達しても、最後に決めるのは人間でなければなりません。そうなると、人間の思考力・判断力・決断力は、ますます洗練されたものになる必要があります。大学の学習でも、知識の習得はもちろんですが、「考える力」をいかに鍛えるかが重要になります。環境地理学科では、フィールドワークやデータ分析の実践を通じて、「考える力」を鍛練していきます。また、調査を通じて他人と関わりを持つことで、人間性や社会性をも育むことができます。これも将来AIに負けないための、重要な資質です。4年間環境地理学科でしっかり学べば、卒業時にはみなさんきっと成長を実感できると思います。

大学院

 
人文地理学特講Ⅱ
本講義では、地域人口について、理論と応用の双方からのアプローチによってより深い理解を目指す。人口に関する諸理論および地域人口の諸現象の理解のためには、地域における年齢構造や動態を実際のデータ分析をもとに体験的に把握することが有効である。本講義ではとくにGISの諸技法を用いて人口分析を実践することで、都市部から農村部に至るまでの地域人口の諸問題について理解を深める。
 
人文地理学特講Ⅱ演習
人口地理学分野を専攻する学生に対して研究指導を行う。1年生は既存研究のレビュー及び研究テーマの精緻化に関する指導を行う。2年生は現地調査、データ分析および論文構成に関する指導を行う。
 
地域研究法
テーマを定めたうえで受講生(指導学生)と特定の地域に関する共同研究を実践し、その成果をとりまとめることを通じて、地域を研究することの包括的理解を促す。地域論特殊研究Ⅳ人口地理学に関する最新の研究課題について、講義及び文献購読を行う。取り上げるトピックとしては、少子化に関する直近の動向と今後の見通し、地方圏における若年人口残留率の近年の変化とその要因、大都市圏における人口都心回帰の動向と今後の展望、郊外住宅地の急速な高齢化と人口減少に関する地域差、などを予定している。また関連する内外の文献について講読を行う。
 
地域論特殊研究Ⅳ演習
人口地理学分野の博士論文を作成する学生に対して研究指導を行う。1・2年生については、学術誌に投稿する研究論文の作成について指導を行う。3年次以降は、学術誌に掲載された複数の論文を博士論文として取りまとめる作業について指導を行う。
本演習におけるディスカッションを通じて、より完成度の高い博士論文を作成することを目的とする。
 
地域特別研究法
特定テーマを定めて、受講生(指導学生)と共同研究を実践して成果をとりまとめ、研究することの包括的理解を促す。現地調査の実施のため、授業時間帯を受講生と相談して変更する時が一年に数回生じることがある。年度内に指定された回数の発表会に必ず参加し発表を行う。