履修モデル

履修モデル

商学部の会計学教育は、1917(大正6)年に計理科を設置して以来、長い伝統を有しています。会計学科では、これまでの会計学の教育研究の伝統の上に最新のテーマを網羅する科目群を設けています。学生の皆さんは、会計学の知識を将来の進路に活かすという視点から、4つの履修モデルのもとで学修を進めていくことができます。

  • 「会計プロフェッショナル」履修モデル
  • 「財務会計」履修モデル
  • 「管理会計」履修モデル
  • 「財務情報分析」履修モデル

「会計プロフェッショナル」履修モデル

広く深く専門知識を修得し、会計実務の頂点へ

将来の進路として、公認会計士、税理士、国税専門官など、高度の専門性を有する職業会計人になることを希望している学生のための履修モデルです。そのような進路に進むために必要な専門科目を中心にした履修モデルを提示しています。

〈主要科目紹介〉
「会計監査論」では、公認会計士だけに認められた業務である財務諸表の監査について学びます。公認会計士をめざす学生には不可欠な科目です。
「税法」では、企業経営で直面する租税について学びます。税理士をめざす学生のみならず、商学部の学生すべてが学ぶベき科目です。

卒業後のイメージ

●公認会計士 ●国税専門官 ●税理士 ●システム監査人 など

「財務会計」履修モデル

企業の財務報告を担当できる会計スペシャリストへ

企業の経理部門や財務部門などに従事し、主に資本市場向けの会計報告書を作成する専門家または金融機関への就職を希望している学生のための履修モデルです。財務会計を様々な角度から多面的に学べるように配慮した履修モデルを提示しています。

〈主要科目紹介〉
「会計基準論」では、財務諸表の作成に関する会計基準について、事例研究を取り入れながら総合的理解を養います。
「連結会計論」では、企業集団の経営状態を報告する連結財務諸表の作成方法や基礎概念に関する理解力を養います。

卒業後のイメージ

●企業の経理・財務部門 ●金融機関・保険会社・証券会社 ●企業のIR部門・国際戦略 ●企業の営業・企画 など

「管理会計」履修モデル

経営意思決定のできる会計スペシャリストへ

企業の経営者、企画担当者および経営・財務コンサルタントなどになることを希望している学生のための履修モデルです。管理会計に精通してはじめて、企業の戦略立案や推進,経営資源(ヒト・モノ・カネ)の最適配分,環境に配慮した適切な投資など最適な経営(マネジメント)を行うことができるようになります。管理会計を様々な角度から多面的に学べるように配慮した履修モデルを提示しています。

〈主要科目紹介〉
「意思決定会計論」では、業務的意思決定や戦略的意思決定について、数値例を用いて理解を深めます。
「業績評価会計論」では、経営を効率化するために必要な計数データに基づく業績評価・評価手法について理解を深めます。

卒業後のイメージ

●企業の経営管理部門 ●企業の生産管理責任者 ●事業投資の意思決定 ●企業予算の立案 など

「財務情報分析」履修モデル

企業活動を分析できる会計スペシャリストへ

金融機関やコンサルティング関連部門に従事し、会計情報を利用して、企業の戦略策定や外部からの企業分析を行う専門家を希望している学生のための履修モデルです。コンピュータの情報処理に精通して、会計情報や財務情報の分析の習熟を目標とする点を特徴としています。会計情報を様々な角度から多面的に学べるように配慮した履修モデルを提示しています。

〈主要科目紹介〉
「経営分析論」では、企業の収益性や成長性など財務諸表を用いて経営状態を総合的に分析する能力を養います。
「財務情報分析論」では、財務情報に基づいた証券投資や私的契約などの意思決定を行うための知識を養います。

卒業後のイメージ

●シンクタンク・研究所 ●ファイナンシャルプランニング ●経営財務コンサルタント ●投資顧問 など