どんな学びに出会ったか。
どんな目標を見つけたか。
専修大学の学生は、
誰かの後ろをついて行くんじゃなく、
自分の道を切り拓くから、
同じ人間なんて一人もいない。
それぞれ誰よりも濃い時間を
過ごしている自信がある。
家の近くにはコンビニエンスストアが集中しています。非効率なのではないかと感じていたのですが、それがドミナントと呼ばれる戦略だと知ったのは「流通経済論」の授業からでした。企業の経営戦略が、身近なお店を通して理解できた瞬間です。いずれは母国のバングラディシュと日本をつなぐビジネスに携わるのが目標。さまざまな経済問題をディベートするゼミナールでも鍛えられています。めざす将来に向けて、広い経済知識と実践力をつけていきます。
将来、あらゆる分野で知識を活かせると考え、経済学科に進みました。今は、人口と資本、政策の関係によって各国の経済成長がどのように進んでいくのか分析するのが面白いです。人口と資本の増加に頼った成長の限界や、そこに技術進歩が関与した時の変化も数式によって導き出すことができます。もちろん理論だけではだめ。結果を捉え、深く調べ、どうするのが最良か自分で考えることが大切です。おかげで、主体的に学ぶことの楽しさに気づきました。
この学科で、経済とは“経世済民=世の中を治め、人々を救済すること”が語源と知りました。経済の学びは人を助けるためにあるもの。その思いから、差別や貧困、介護問題など、生活と経済の関係を中心に勉強しています。「社会運動論」ではツイッターをはじめとしたSNSでの意思表示によっても、社会は変えられると確信しました。卒業論文テーマは、男女雇用格差のない、誰もが働きやすい社会のあり方。卒業後もそうした問題意識を持ち続けていきたいと思います。
日本と海外の経済事情を幅広く学べるのが、国際経済学科の魅力。今は「環境経済論」を通して、再生可能エネルギーに深い関心を持っています。森を切り拓いて作るメガソーラーは、どれだけ地方の経済に役立つのか。波力発電やバイオマス発電の可能性はどうか。景観保全や設備の寿命なども合わせて検討を進めています。環境問題を考えるには経済の視点は必須。ゼミナールでも同様のテーマで研究を進めています。
経済の視点から国際的な問題に取り組みたいと考えて、国際経済学科を選びました。特に国際関係に関する科目を中心に学んでいます。「NGO論」では、ウガンダの元少年兵たちを援助しているNPO法人のスタディ・ツアーに参加。つらい経験を越え、それぞれの目標に向けて仕事を学ぶ若者たちの笑顔に大きな刺激を受けました。先進国と途上国の格差とは?人間の幸福とは?深く考えられるようになったのは、やはり現地に行ったからこそです。
法務省入省をめざし、公務員試験対策に強い専修大学を選びました。民法や刑法にはふだん使わない言葉が数多く登場します。しかし、そこには私たちが生きていくのに必要な内容が含まれているのです。法学部の学びは、まずは言葉の定義を理解し、条文を解釈することからはじまっていきます。また、授業の中では、日本に無戸籍の子どもがとても多いことを知りました。国家公務員として解決の道を探りたい。それが、今考えている卒業後の目標です。
法律を学んでよくわかったのは、民法も刑法も、判例を見ると単に被害者・加害者に分けて考えられるものばかりではなく、私たちの日々の暮らしに密接に結びついている部分が多いということです。法の知識は、社会の中で身を守る術にもなります。ゼミナールでは行政救済法をテーマに、ごみ処理場建設など住民と国が対立した判例を皆で読み解いています。法に照らしながら徹底的に考える経験は、めざす公務員となってからも必ず役立つことと思います。
法律は、ひとつの条文でも多様な解釈があります。それぞれを理解したうえで、自分の考え方にマッチする解釈を見つけていく面白さこそ法学の醍醐味。今は「金融商品取引法」に興味を持っています。株式会社の上場、一般の人たちの資産運用などにも関わる法律で、今後ますます重要になっていきそうです。これから取り組む卒論も、持続可能な社会をめざす企業と金融行政の関係がテーマ。企業の活動に法がどう関与できるか、きめ細かく調べていきます。
政治や歴史に関する話に関心があり、将来の道というよりも、好きな分野を深く研究したいと考えました。けれどもその本質をよくわかっていなかったのも事実。1年次の「政治学の基礎」で、先生から「政治とは、自分が思っていることを外に発信すること」と教わり、政治の概念が大きく変わりました。さまざまな方向から政治を論理的に考える訓練を積んでいます。過去の戦争や今の国際関係、経済情勢も、各国の政治を主軸に理解できるようになりました。
高校時代から世界史が好きでした。“覚える歴史”ではなく、背景や国際的な流れを学びたくて政治学科へ。歴史を知れば今の国際情勢がわかり、さらに今後のことも推定できるのです。たとえばイギリスのEU離脱問題の背後にはアイルランド紛争、アフリカ諸国の内戦には旧宗主国が関係しています。「国際政治史」「国際事情」などの科目で知ったリアルな歴史を通して、先を読むこと。それは今後、国際関係の仕事をめざすうえで大きな力になりそうです。
マーケティングを中心に経営戦略について広く学んでいます。「マーケティング戦略論」は、さまざまな業種を調べてレポートする科目。私は、同じエリアにあるドラッグストア5軒を調査しました。価格、品揃え、サービスなどの比較でわかったのはターゲットの違いです。こうした棲み分けは、足を運んで調べないとわかりません。マーケティングとは、モノを売るだけではなく、人に幸せをもたらすもの。消費者の思いを考えてこそだということがよくわかりました。
高校時代のアメリカ留学で起業家のホストファミリーにふれて以来、自分でビジネスを起こすのが目標です。この学科では経営に必要なことを広く学べています。なかでも「特殊講義(ワーキングライフ)」では、さまざまな経営者の方々が講師になり、その考え方や体験を聴けます。失敗の理由や乗り越え方など、なかなか聞けないお話は実に貴重。「消費者行動論」「人的資源管理論」などの科目とも合わせ、組織の運営に“人”の要素がいかに重要かを学んでいます。
経営学は世の中のあらゆることに関わっているので、自分の興味とどこかでつながります。私の場合は無性に好きな地図でした。経営視点から見ると、グローバル化が進んだ時代、自動運転をはじめ様々な分野でGPSが活用されるなど、地図データの持つ可能性に気づかされました。卒業研究では、地図会社が海外進出するために必要な技術について研究し、地図会社に就職が決まりました。マーケティングの知識を活かして、地図や地理の楽しさを広めることが次の目標です。
みんな最初は小さかった大企業。「経営入門」で優秀な経営者がいかに夢を持って企業を成長させたかを聞いてハッとしました。一方で、日本の企業の99%以上は中小企業です。中小企業には地域と共に歩み、欠かせない存在になっているなど大企業にはない強みがあります。ネット販売が台頭する中、どうすれば小売店は生き残れるのか。その答えも含め、消費者はどのようにモノやサービスを選ぶのか、消費者の購買行動をゼミで深掘りしたいと思います。
2年次の夏休みに参加したインターンシップは、将来に向け具体的な目標ができたよい機会でした。何度もやり直しながら企画書や動画を作り、これからの経営リスクを予測する発表もでき、社会で働くイメージをつかめた気がします。特に商品企画に興味があり、マーケティングの授業は興味深かったです。売る側の戦略を学び、自分の消費行動の裏側を知りました。大好きなお菓子による地元活性化が実現できるよう、企画力を磨きたいと思っています。
私のゼミナールでは、研究を充実させるために、これまでの授業内容を総復習します。現在はゼミナールで取り組む予定の「佐渡の集落活性化プロジェクト」を楽しみにしています。このプロジェクトは「子育て世代定住」という目標を達成するためのプロジェクトです。このプロジェクトでの経験を活かし、魅力度ランキング最下位という地元・茨城県の魅力づくりに公務員という立場で携わるのが、将来の目標の1つです。
今、取り組んでいる研究テーマは、日本の伝統文化の一つである和楽器の認知度の向上。研究の一環として、和楽器だけで構成されるバンドのプロモーション活動に関わっています。企業の協力を得ながら、ライブの来場者数を増やすためにパンフレットや動画を作成したり、すでにある音源を再編したファミリー層向けのヒーリングミュージック集の企画を立案したりと、実践を通じて問題解決の手法を学ぶことができています。
商学部は2年次からゼミに入り、授業で学んだことを復習した上で、実践にうつせる場が多いことが魅力です。私は三つのビジネスコンテストに参加。その一つ、神奈川産学チャレンジプロジェクトでは、印刷会社に付加価値の高い商品サービスを3案提案。賞をいただきました。プランをゼロからつくり上げるために、裏付け調査など多大な時間が費やされていることを身に染みて実感。考え方の違う仲間と案を練るプロセスで、価値観を広げることもできました。
これからのビジネスパーソンには「英語、コンピュータ、そして会計」が必要と言われています。企業では経理に限らず、営業でも予算管理が欠かせないからです。その会計の基本となるのが簿記の技術。簿記のしくみは世界共通です。会計基準というルールは国によって異なりますが、記帳方法は同じなので、簿記の技術を身に付けておけば世界で通用する人材になれます。また、就職活動でも会計面から優良企業を見分けることができるのは強みです。
公認会計士法の第1条には、その使命について「国民経済の健全な発展に寄与すること」と明記されています。公認会計士は「市場の番人」とも呼ばれ、監査によって企業の不正をただし、株式市場の公正な取引を支える仕事です。公正という土台があり、初めて国民経済の発展があります。公認会計士の国家資格は難関ですが、それを乗り越える強い意志があってこそ、どんな状況でも責任感を持ってこの仕事に携われるのではないかと思います。
「日本文学概論2」という授業で、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』や夏目漱石の『こころ』など、自分が親しんできた文学作品を理論的に読み解き、物語の構造や語りの機能を分析しました。本の世界に飛び込んでストーリーを味わうだけなく、作者や作品を俯瞰し、研究対象としてアプローチしていくことが新鮮で、以前よりも文学と深く向き合えるように。出版関係の仕事に就き、たくさんの作家の物語を世に届けることが卒業後の目標です。
役者をめざして芸術系の学科と迷いましたが、教養が深まり視野が広がる英語英米文学科を選んでよかったです。ゼミは演劇や映画がテーマ。シェイクスピア戯曲を丁寧に読み解くと、細部に隠された意図もよく見えてきて、今も世界で上演される魅力がわかった気がしました。映画もカメラワークや台詞、小道具など全てを分析しながら何度も観ると、解釈も違ってきます。将来、役作りに活かせる考え方やものの見方をたくさん学べました。
哲学科が恵まれているのは、「哲学の手ほどき」という入門授業で、多様な地域や時代、ジャンルを専門とする著名な先生方から話が聞け、広い分野から興味を探れるところです。私は、美について追求しようと美術史を学び、興味は芸術が花開いたルネサンス期へ。ゼミで18世紀イタリアの哲学者G.ヴィーコの研究を始め、大学院でさらにじっくりと原書を読み解きます。すぐ結論を求める時代に、先入観に囚われず考え抜く思考法は、人生を豊かにすると感じています。
歴史学科で、知りたいことを自分で調べて学ぶ楽しさに目覚めました。専修大学は貴重な文献が揃っていて、資料の少ない古代に興味を持った私にとって恵まれた環境です。ゼミで多くの文献に触れるので、2年次に学ぶ漢文やくずし文字も、3年次にはスラスラ読めるようになります。私の研究テーマは、奈良時代の参議制。いつ頃、どんな狙いで始まったのか不明なことも多く、古代政治がどう行われていたのか、現代と共通点はあるのか興味は尽きません。
この学科では人文・自然の双方から地理学を幅広く学べるので興味も広がります。私は地球温暖化を学びたくて気候に関する授業を受ける一方で、人口問題や都市計画にも関心が向きました。きっかけは2年次の「野外調査法1」。被災地の石巻市で、商店街の再建を果たした方にお話を聞き、まちづくりについて興味を持ちました。将来は公務員も選択肢の一つなので、地域の快適な暮らしを考えるために何ができるか探ってみたいと思います。
雑誌が好きでこの学科を選びましたが、実際に学んでみると、ジャーナリズムは実に奥深いものでした。それを実感した科目が「沖縄ジャーナリズム論」。実際に沖縄の米軍基地を訪れて米兵の方々にお話を伺ったとき、そこに報じられることのない個々人の思いや考えがあることに気づかされました。今、興味があることはLGBT問題。各メディアがどのように報じているかを比較し、より良いジャーナリズムのあり方を探りたいと考えています。
とにかく現地に赴くことの多いのがこの学科の魅力です。たとえば「沖縄ジャーナリズム論」では辺野古問題に反対する人とともに沖縄の基地で働く人にお話を聞きました。また、ゼミナールでは東日本大震災の被災各地も訪問。一人ひとりの声を聞き、伝えることの重要さを実感しました。卒業後は故郷を含めさまざまな地域の人々の切実な声を伝え、各地の振興につなげる役割を担えていければと思っています。
心理学科は人数も少なく、もともと仲がよいのですが、チーム力が養われるのが2年次の「心理学基礎実験2」。毎週、心理学の実験を行い、データをまとめてレポートを提出するという内容。自ら率先して協力し合うことが重要になります。レポートも最初は大変でしたが、最後はスラスラ書けるように。さらに、パソコンスキルや、考察になくてはならない統計解析の知識も身に付きました。鍛えられたおかげで卒業研究の充実につながりました。
家族ってなんだろう、女性の生き方はどう変わるのか、そんなテーマを追いかけています。家族の環境が個人にどんな影響を及ぼすか、モデルケースを追って考える「家族心理学」はとても興味深かったです。家族の多様性を知り、自分にとっての理想を真剣に考えるきっかけになりました。大学以外でも女性のキャリアをテーマにしたイベントに参画しています。私のキャリアの第一歩は、働き方を変える業務改善コンサル。働き方を変えることで、笑顔溢れる家族が増えたらと思います。
警察官をめざしていましたが、犯罪心理学のゼミに入って志望が変わりました。非行に走る子どもの中には、虐待や貧困など過酷な状況から抜け出したくてSOSのサインとして非行を起こすケースがあると知ったからです。警察官としてではなく、児童相談所で子どもたちを救う心理職を選びました。発達心理学や青年期の心の葛藤など、心理学科で学んだことを活かして、少しでも傷ついた心に寄り添い、将来が拓けるようサポートしていきたいと思っています。
VRソーシャルの発達によって男性が女性アバターを、女性が男性アバターを身に着けることや、性そのものを持たないアバターを身に着けることが受容されてきています。これまで社会学では、「男らしさ、女らしさ」という通念や社会的役割分担の偏見等がジェンダーの観点から論じられてきました。しかし、VRの世界では多様なアバターの出現により現実世界とは違う行動規範が形成されつつあります。テクノロジーの進歩は人々の意識を確実に変化させています。
社会学は研究対象が広く、ファッションでも音楽でもやる気があれば何でも調べられるところが魅力です。2年次の「社会調査実習A」では、宮城県石巻市の被災地に滞在して住民の方に話を聞き、データを集めて分析。みんなで1冊の本にまとめました。この経験をきっかけに災害社会学のゼミに所属。もともと興味のあった「アイドル」という存在が観光地を盛り上げている現象を見て、地域活性化と関連づけた研究ができないかを探っています。
私は沖縄出身ですが、母の世代でも戦争体験を語り継ぐおばあの方言は聴き取れません。土地と言葉は密接につながっていて、方言が使われなくなれば、沖縄らしさも失われるのではないか。そんな危機感を持ち、沖縄で言語調査をしようと思いました。国立国語研究所の方言調査(鶴岡市)に携わった実績のある先生のゼミナールで、まず調査方法について学んでいます。韓国や中国の学生とも席を並べ、グローバルな環境で学べるのが日本語学科の魅力です。
情報を人に優しく伝えるデザインを中心に学んでいます。改めて身の回りのもの全てに、意味のあるデザインがされていることに驚きました。例えばエレベーターのボタンはいかに誤作動させず、かつ美しくするかを考えられているようです。数多くの課題に夢中で取り組むうちに、ますますデザインの重要性を認識しました。同時にプログラミングも積極的に学び、「プロジェクト」では英語学習のRPGも作成。大阪万博でどんな形でもデザインで関わることが私の目標です。
タブレット活用やプログラミング教育を取り入れた授業が中学校でも当たり前になっていく時代。これからの数学教員には情報の知識は不可欠と思い、この学科を選びました。教職課程と学科を両立するのは忙しいですが、希望する将来のためなので頑張れます。数理プログラムなどと併せ、2年次からは「応用演習」でコンテンツデザインを学びます。生徒にわかりやすい教材制作の実習は、数学の楽しさを伝られるよう、何ができるかとても楽しみにしています。
高校時代にはじめてコンピュータに触れ、その自由自在さに衝撃を受けたのが、情報分野を学ぼうと思ったきっかけです。なにかひとつのシステムやロボットを作るにはソフトウエア、ハードウエア、映像など多くの分野の専門知識が集結します。私が取り組んでいるのはハードウエア。ロボットやゲームなどを作っています。3年次の「プロジェクト」ではアプリケーションの制作に取り組む予定です。大学の休講情報の確認や、ゼミ室の空室状況の確認・予約もできるような、大学生活を快適にするものが制作できればと思います。