キャンパス・ハラスメント防止のために

キャンパス・ハラスメントは不当な行為で、被害者を深く傷つけ、ひいては大学の就労・修学環境を損ないます。

冗談のつもりの発言でも、或いは人間関係の潤滑油と考えた行為でも、親しみの表現と思ってとった行為でもキャンパス・ハラスメントとされることがあります。単なるわるふざけではすまされず、訴訟に至ることも珍しくありません。その行為によって被害を受けた人は精神的に苦痛を受けるだけでなく、大学を辞めざるを得ないように追い込まれることもあり、その後長い時間にわたって影響を残すことになります。このようにキャンパス・ハラスメントは、重大な害悪をもたらすのです。

本学の構成員は、キャンパス・ハラスメントの加害者にならないために、次の視点を持たなければなりません。

  1. 各人の性格や個性の違いを理解するとともに、互いの人格を尊重し合う。自分がされて嫌なことは他人にはしない。
  2. すべての構成員は、お互いが大切なパートナーであるという意識を持つ。
  3. 修学上の、あるいは職務上の上位者は、自らの言動のもつ影響力を自覚し、常に相手への配慮を保つ。
  4. 指導する立場にある者は、キャンパス・ハラスメントが、学修し、教育し、労働し、及び研究する権利などを侵す人権侵害行為であることを認識し、研究、教育の本来のあり方を踏み外すことのないよう、日頃から十分に注意をする。
  5. 自らの言動が誤解を招かないように、日頃から周囲と十分なコミュニケーションを取るように心がけ、相互の信頼関係を保つ。