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商学部長 内野 明

商学部長 内野 明

商学部の歴史

 専修大学は本年創立130年を迎える伝統校です。商学教育は、日露戦争のあった明治38年(1905)の商科の設置、大正6年(1917)の計理学科が新設などを経て、昭和40年(1965)商学部の設置につながっています。この間、今日の公認会計士・税理士の前身となった職業会計人である多くの計理士を輩出して「計理専修」の名を高め、その伝統は現在に引き継がれています。今日にいたるまで47,000人近い有為な人材を世に送り出してきました。卒業生は日本の実業界および各界において活躍しております。

教育改革

 商学部のここ10数年の歴史を振り返りますと、下表に示すように、常に社会のニーズ、学生のニーズに合わせてカリキュラムや教育システムの改善に努めてまいりました。

<商学部の教育改革の歩み>

 90年代末  カリキュラムの1からの作り直し 専門科目セメスター制(半期4単位科目をベースとした体制の模索) 
 2000年  新カリキュラム開始  
 2001年  2年後期よりのゼミ開始  商学科:コース制(マーケティング、金融・証券・保険、産業システム)
 2002年  情報化教員免許取得制度  5種類の教員免許取得可能に
 2003年  オフィスアワーの導入  
 2004年  商学科の教育改革、4コース制へ  マーケティング、ファイナンス、グローバルビジネス、ビジネスインテリジェンスコース
 2005年  会計学科の教育改革  簿記演習等の演習科目の充実
 2006年  マーケティング学科へ名称変更  大学院商学研究科商学特修コース(学部4年+修士課程1年で修士号取得可)
 2008-9年  カリキュラム改革委員会  マーケティング学科:科目の新設統廃合、配当年次セメスター再検討
 会計学科:新しい時代の会計教育をにらんだ会計科目の体系化
 2010年  新カリキュラム開始  大学院商学研究科「会計学専攻」の設置

 特に、2000年にスタートした新カリキュラムは、90年代末に数年をかけて商学部として必要な科目を1から考え直す形で、それまで長く引き継がれてきた従来のカリキュラムを一新するものでした。専門科目セメスター制やマーケティング学科のコース制、会計学科の履修モデル制など、現在にいたるカリキュラムの骨格ができました。 その後も、2004年、2005年にそれぞれ学科ごとのカリキュラム改訂がおこなわれ、さらに2010年から両学科ともにスタートする新カリキュラムは、過去10年の教育活動の集大成として、2008年から9年に再度時間をかけて見直されたものです。 また、大学院教育と連動することによって学部教育の充実は、いっそうの効果が期待されます。2006年学部・大学院一貫5年制の商学特修コースを設け、また2010年からは商学研究科に会計専学専攻を設置します。 この他に、商学部では4年以上在籍した学生に対する学期末卒業制度(9月末卒業)や就職活動・受験等の理由で、卒業要件を満たした学生の卒業延期を認める制度なども、他学部に働きかけながら積極導入を行ってきました。

商学部の教育目標

 商学部は、ビジネスインテリジェンス、すなわちビジネスに必要とされる実践的な知識および技術ならびに倫理観等の教育研究を通して、社会的事象の本質を理解し、真に行動を起こすことのできる人材を養成することを目的としています。ものごとを深く考える学問的探求力と人生に役立つ幅広い知識を身につけるためにも、商学部は多様性に富むカリキュラムを提供しています。ぜひ、商学部教育のなかで、豊かな教養と深い専門性を兼ね備えた、21世紀を担う人材として多くの学生が巣立って欲しいと、商学部の教職員一同、心から願ってやみません。