勅新羅王金興光書734・04

敕新羅王開府儀^[1]同三司使持節大都督雞林州諸軍事上柱國金興光。賀正使金碣^[2]丹等至。兼得所進物。省表具之^[3]。海路艱阻。朝賀不闕。歳亦^[4]忠謹。日以嗟稱^[5]。所謂君子為邦。動必由禮。頃者渤海靺鞨^[6]。不識恩信。負^[7]恃荒遠。且爾逋誅。卿嫉^[8]惡之情。常以奮勵^[9]。故去年遣中使伺^[10]行成與金思蘭同往。欲以叶謀。比聞此賊困窮。偷生海曲。唯^[11]以抄竊。作梗道路。卿當隨近伺隙。掩襲取之。奇功若有所成。重賞更何所愛^[12]。適欲多有寄附。實慮^[13]此賊抄奪。不可不防。豈資窮寇。待蕩滅之後。終無所惜。一^[14]]昨金志廉等到。緑事緒^[15]未及還期。忽嬰瘵^[16]疾。遽令救療。而不幸殂逝。相次數人。言念殊郷^[17]。載深軫悼。想卿聞此。良以�撩蛛B然死者生之常。固其命也。固當理遣。無以累情。初秋^[18]尚熱。卿及首領百姓已^[19]下並平安好。今有答信物及別寄少信物。並付金信忠往。至宜領取。遣書指不多及。

＊この勅書は、『唐丞相曲江張先生文集』（以下『曲江集』）巻８、『文苑英華』巻471、『全唐文』巻284に収められている。ここでは、『全唐文』を底本とし、『文苑英華』、及びその割注、『曲江集』をもって校訂した。

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[1][�@] 儀、文苑英華は「議」に作る。

[2][�A] 碣、文苑英華は「竭」に作り、割注に「集作碣」とある。

[3][�B] 之、文苑英華は「知」に作る。

[4][�C] 亦、文苑英華・曲江集は「益」に作る。

[5][�D] 稱、文苑英華は「禰」に作る。

[6][�E] 鞨、文苑英華は「羯」に作り、割注に「集作鞨」とある。

[7][�F] 負、文苑英華は「自」に作り、割注に「集作負」とある。

[8][�G] 嫉、文苑英華は「疾」に作る。

[9][�H] 勵、文苑英華・曲江集は「�氏vに作る。

[10][�I] 伺、文苑英華は「何」に作る。

[11][�J] 唯、文苑英華は「惟」に作る。

[12][�K] 愛、文苑英華割注に「一作惜」とある。

[13][�L] 慮、文苑英華は「恐」に作り、割注に「集作慮」とある。

[14][�M] 一、文苑英華にはこの字がない。

[15][�N] 緒、文苑英華は「物」に作り、割注に「集作緒」とある。

[16][�O] 瘵、文苑英華は「疹」に作り、曲江集は「〓（疒に尓）」に作る。

[17][�P] 郷、文苑英華は「卿」に作る。

[18][�Q] 初秋、文苑英華は「秋初」に作る。

[19][�R] 已、文苑英華は「以」に作る。