2025.06.26 Thu
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文・平井ゼミ×小田急エージェンシー
ロマンスカーミュージアムの集客施策を提案

20250611平井ゼミ・小田急わかものがかり_トップ▲ロマンスカーミュージアムで、平井特任教授(後列中央)、ゼミ生と「わかものがかり」運営メンバー
文学部ジャーナリズム学科の平井信太郎ゼミでは、広告が社会に与える影響について理論と実践の両面から学んでいる。今年度前期は、広告会社の小田急エージェンシー(新宿区)が運営する大学生限定コミュニティ「わかものがかり」に参加。産学連携で、神奈川県海老名市にあるロマンスカーミュージアムのプロモーションに取り組んだ。

「わかものがかり」は、広告や企画づくりに関心のある学生と小田急エージェンシーが協働して企業・地域が抱えるさまざまな課題解決することで、小田急フィールドへ新たな風を吹き込む未来アクション創造を目指す。
平井ゼミに与えられたミッションは、ロマンスカーミュージアムに若者を呼び込むための提案。ゼミ生25人がAからDの4グループに分かれ、3回にわたってワークショップを実施。実地調査で得た情報を分析・検討し、企画としてまとめた。6月11日、専修大学サテライトキャンパスにミュージアムの副館長らを招いてプレゼンテーションを行った。

Aグループは、小田急線沿線にゆかりがあるアーティスト「いきものがかり」とのコラボ企画を提案。音声ガイドやライブを実施するほか、近隣施設を巻き込んで宣伝活動を行うなど、地域への波及効果を高めるアイデアを盛り込んだ。
このほかの班は、ミュージアムを撮影スタジオとして貸し出す「ロマスタ!」、館内でイマーシブシアターを上演する「イマーシブ・トレイン・ジャーニー」、プロジェクションマッピングで没入体験を提供する「#ロマンスカー沈めてみた」を提案。ミュージアム側からは、「収支も含めて実現性が高い」「学生らしい着想で、企画名もインパクトがある」などの感想が寄せられた。

3年次生は、「一から企画を立てるのは初めてだったが、企業の方と一緒にアイデアを磨き、発表するプロセスはとても楽しかった」と活動を振り返った。
「クライアントの課題を踏まえてより良い企画を考える、実践さながらの経験ができた」と話すのは、広告業界から内定を得ている4年次生。一方、別の3年次生は、「企画づくりを通じて、流行しているモノ・コトの背景や理由を考える習慣を持つことの重要性を学べた」と手応えを語った。

20250611平井ゼミ・小田急わかものがかり_01▲小田急エージェンシーの社員を交え、
グループごとに企画を練った
20250611平井ゼミ・小田急わかものがかり_02▲発表するゼミ生たち
20250611平井ゼミ・小田急わかものがかり_03▲クライアントから講評が寄せられた
20250611平井ゼミ・小田急わかものがかり_04▲ロマンスカーミュージアムで行われたワークショップ=5月

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