2025.01.30 Thu
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問題解決型チャレンジプログラム
20チームが活動成果を発表

キャリアデザインセンターが主催する「問題解決型チャレンジプログラム」の成果発表会が12月7日、神田キャンパスで開かれた。

社会や企業・団体などが抱える問題に学生がチームで取り組む、本学独自の長期就業体験プログラム。原因の分析から解決策の立案・実行までを一気通貫で行う点が大きな特長だ。今年度は、20のプロジェクトに1~4年次生約120人が参加。学部や学年の垣根を超えて協力しながら、事業企画やマーケティングなどに挑戦した。

東京リスマチックチームは、印刷事業などを手がける同社のオリジナルキャラクターの認知度向上を目指して、グッズ制作とイベント開催を手がけた。市場調査を踏まえ、「付加価値印刷の良さをZ世代女性に魅せる」をコンセプトに4種類のグッズを制作。リングノートとアンブレラマーカーには特殊な技術で香りを付けて魅力を高めた。11月には、他大学と共同でポップアップストアを出店。3チームで競い、最も多く売り上げた。3人での活動を振り返り、「役割分担をせず、みんなで同じ課題に向き合うことでアイデアの共有がスムーズになった。少人数ならではの強みを生かして活動できた」と報告した。

求人広告代理店の「ing-Bwell」と協働したチームは、新卒の女子学生をターゲットにしたSNSマーケティングに挑戦した。アンケートを実施し、就活生のニーズを把握。電話対応のノウハウや女性社員のカバンの中身紹介など、関心の高いテーマでショート動画を制作・投稿した。「現状や効果の高い投稿について分析を行ったことで、リーチ数やフォロワー数を増やすことに成功した」と成果を語った。

新商品の販売支援に取り組んだのは、ムーンファクトリーチーム。商品は、キッズスペースなどに設置するタッチ式デジタルサイネージで、子どもが楽しめるコンテンツの考案・開発も担った。営業活動にも挑戦し、デモ画面を見せながら行った商品プレゼンでは、顧客から「リサーチの精度も高く、提案したことが明確で、分かりやすいプレゼンだった」と高評価を得た。8カ月間の活動成果についてメンバーは、「授業を受けているだけでは得られない経験ができた。これからの学生生活やキャリアに生かしていきたい」と力強く語った。
20250130問題解決型チャレンジプログラム_01▲制作したグッズを手に発表を行う
東京リスマチックチーム
20250130問題解決型チャレンジプログラム_02▲考案したコンテンツについて説明する
ムーンファクトリーチーム
20250130問題解決型チャレンジプログラム_03▲企業担当者からのフィードバックも行われた
20250130問題解決型チャレンジプログラム_04▲質疑応答の様子。参加者同士で貴重な経験を共有した
20250130問題解決型チャレンジプログラム_05▲チームごとでさまざまな活動を行った。
写真は和菓子「森八東京店」チームが実施した
和菓子づくりワークショップ=2024年11月9日
20250130問題解決型チャレンジプログラム_06▲「日本出版販売」チームは
書店併設型コンビニ「LAWSONマチの本屋さん」をPR。
鳳祭でブックイベントを開催した=2024年11月2日

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