2025.01.01 Wed
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2025年 年頭所感-松木理事長

学校法人専修大学理事長 松木 健一
松木理事長
令和7年の幕が上がりました。謹んで新年のお慶びを申し上げます。

第101回箱根駅伝に陸上競技部が出場します。新春の箱根路で「S」の字を胸に最後まで健闘してくれると信じています。学生、全国の校友・育友、教職員等、専修人は心を一つにして声援を送ります。今大会の経験を活かしてさらなる飛躍、活躍を期待しております。

昨年11月の役員改選を経て新たな役員体制となりましたが、大学を取り巻く環境が厳しさを増す中、教職員が一体となって本学のブランド力向上に取り組み、更なる発展に繋げていきたいと考えております。

今年、本学は創立146年を迎えます。「質実剛健・誠実力行」を学風に、建学の精神として「社会に対する報恩奉仕」を、21世紀ビジョンとして「社会知性(Socio-Intelligence)の開発」を掲げ、「学生を基本に据えた大学づくり」を念頭に、これまでに32万人余の卒業生を社会に送り出してきました。
昨今の18歳人口の減少により、私学の継続性が危ぶまれています。しかし、そのような状況下にあっても、本学は教育環境の改善や学生サービスの向上に努めていかなければなりません。そのためにも、国際性、先進性、開放性、実践性の四つの視点を意識した大学づくりが重要であると考えています。
例えば、学生がいつでもどこでも支援・指導が受けられるようにインターネットやAI環境の構築は急務です。さらに、グローバル戦略は重要な課題になると考えています。留学生の積極的な受け入れや、本学学生の海外留学等の比率も高めていかなければなりません。日々の学生生活の中で恒常的に異文化交流が可能となる環境の整備を進めていきます。日々、教育研究環境のさらなる改善と財政基盤の強化に努めていく所存であります。

本学は1880(明治13)年に創立された私学有数の歴史と伝統を誇る大学です。幾多の試練を乗り越え、どのような時代にあっても、相馬永胤、田尻稲次郎、目賀田種太郎、駒井重格という4人の創立者の意思を受け継ぎ、建学の精神を守りながら大学運営を行ってきました。今年も本学は先人の教えを次代に伝えるべく、「師資相承」の具現化を目指して邁進してまいります。「オール専修」でのご声援とご支援を賜りますようお願いいたします。

2025年元旦