2025.01.01 Wed
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2025年 年頭所感-佐々木学長

専修大学長 佐々木 重人
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
2025年を迎え、当職が特に取り組むべき課題として考えていることを以下に記し、新年のご挨拶に代えさせていただきます。

1.「2026(令和8)年度全学部カリキュラム改正」の最終調整に万全を期すること
本年は、2026年度新カリキュラムの円滑スタートに向けた最終調整の年となります。とりわけ、以下のような新カリキュラムを特徴付ける事項の実現に取り組みます。
●「グローバルスタディ」科目で実現する地球的視野を陶冶する学部教育や「英語による授業科目」ラインアップの充実
●オンライン授業(オンデマンド型)の活用による体育会所属学生に向けた教育支援
●「クオータ制の一部導入」や「インテンシブコース(仮称)」の活用促進


佐々木学長
2.「生田データサイエンスヒルズ」構築を推進すること
「Siデータサイエンス教育プログラム」は、昨年、文科省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」に全学部認定を受けました。当職は、さらに「同認定制度(応用基礎レベルプラス)」にチャレンジする学部の取り組みを支援いたします。特に、ネットワーク情報学部の先導役としての役割に期待したいと思います。

3.「SiUグローカル・スマートキャンパス」を推進すること
学生による学修、課外、および就職等に係る諸活動や教職員による教育研究活動の活性化や効率化をめざして、キャンパスDX「SiUグローカル・スマートキャンパス」創りが進んでおります。当職は、直近の取り組み、AI駆動の「デジタルオンライン窓口(仮称)」の設置に取り組みます。

4.法科大学院と法学部の教育連携システム「法曹コース」をサポートすること
2024年度より、法学部に「法曹コース」が設置されました。本コースは、法学部を3年間で修了した後、直ちに本学の法科大学院(既修コース2年間)への接続を行って、学生が効率的に司法試験にチャレンジするための教育連携システムです。当職は、本コースの魅力を積極的に広報し、その実績づくりに取り組みます。

5.リカレント教育実施体制の強化を図ること
本学の原点ともいえる二部教育のレガシーを受け継ぐため、本学は、学部や大学院においてさまざまな社会人教育(リカレント教育)を展開しております。新たに2025年度からは、大学院リカレント教育「履修証明プログラム」が開講いたします。当職は、これを機に、本学のリカレント教育の全体像を「SiUリカレント教育アカデミー(仮称)」として見える化を目指します。

6.「神田神保町カルチェラタン」の創出に取り組むこと
神田キャンパスが位置する神田神保町は、古書店街のほかに、グルメ、スポーツ用品店さらには出版ビジネスの集積エリアでもあり、江戸文化の香りも放つ魅力的な学生街として認知されております。当職は、本学発のこの地域への貢献を「神田神保町カルチェラタン」の創出と呼び、そのためのあらゆる取り組みを積極的に支援いたします。

7.本学創立150周年(2030年)への道筋をつけること
本学を取り巻く環境は、日々変化し、18歳人口の減少や各種の規制などの問題も入り組んでいますので、絶え間なく最適解を求める努力が必要です。当職は、本学創立150周年を迎える2030年での教育研究体制をイメージし、全学レベルで議論し始めるための役割を果たしてまいります。

今年も本学へのご支援、よろしくお願い申し上げます。

※第101回箱根駅伝(1月2日~3日)に本学陸上競技部が出場いたします。皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。

2025年元旦