2024.12.06 Fri
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第17回川崎国際環境技術展
学生が「若者」テーマにイベント実施

20241203第17回川崎国際環境技術展_01▲川崎国際環境技術展若者企画で司会を務める学生たち
環境分野の優れた技術を展示・発信する「第17回川崎国際環境技術展」が11月13、14日、神奈川県川崎市のカルッツかわさきで開かれ、本学の学生がイベントの企画・運営などに協力した。
今年は川崎市制100周年を記念として、さまざまな特別企画が行われた。このうち「若者」をテーマにしたイベントを、本学の問題解決型チャレンジプログラムの「川崎市経済労働局」チームが担当。メンバー8人は約半年にわたり、企画立案、自作のチラシやSNSによる広報、集客などに奮闘した。

8人が考案した企画テーマは、「未来へつながるSDGs~私たちにできること~」。金光優太さん(経済3)は、「これからを担う同世代の若者に当事者意識を持ってほしいという思いを込めた」と話す。

第一部は、SDGsを題材にしたカードゲームを実施。学生と社会人のペアで体験してもらうことで世代間交流や価値観の共有を促した。参加者の多くは初対面だったが、ゲームは非常に盛り上がった。
高校生や大学生がSDGsに関する具体的な取り組みを発表する第二部では司会を務めた。登壇者として、問題解決型チャレンジプログラムの「東京メータ」チームが参加。同チームはプログラミングを通じて環境問題を学ぶ出前授業に取り組んでおり、その成果を報告した。発表はコンテスト形式で行われ、同チームは川崎市長賞を受賞した。メンバーは「参加した小学生や保護者にも好評だったので、この出前授業を広めていきたい」と喜んだ。

「若者」企画の会場には、SDGsに関心を持つ企業・団体の関係者や学生など大勢の人が訪れた。リーダーの渡辺星空さん(法3)は、「振り返れば大変なことも多かったが、活動を通じてコミュニケーション力や問題解決力が身についた」と、充実の表情を見せた。

一方、メインの展示会場では、専修大学情報科学研究所(松永賢次所長)がブースを出展した。今年は、ネットワーク情報学部3年次生の必修科目「プロジェクト」の学生たちが参加。キャンパスのエネルギー効率化を目指す河野敏鑑プロジェクトなど6プロジェクトがポスター展示やデモンストレーションを行った。学生たちは、これまでの成果や今後の展望について来場者に丁寧に説明していた。
20241203第17回川崎国際環境技術展_02▲ゲームを通じてSDGs理解を深めた
20241203第17回川崎国際環境技術展_03▲企画・運営に奮闘した「川崎市経済労働局」チーム
20241203第17回川崎国際環境技術展_04▲福田紀彦川崎市長(右)から賞状を受け取る「東京メータ」チーム
20241203第17回川崎国際環境技術展_05▲ネットワーク情報学部の6プロジェクトによるポスター展示

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