2024.07.29 Mon
ONLINETOPICS

ネットワーク情報学部
プロジェクト中間発表会を開催

20240724ネ学プロジェクト中間発表会_01▲前期の活動の成果を報告したプロジェクト中間発表会
ネットワーク情報学部3年次生の必修科目「プロジェクト」の中間発表会が7月13日、生田キャンパスで開かれた。

プロジェクトは、教員や学生が立案したテーマごとにチームを組み、研究や開発を行うグループワーク型の演習科目。中間発表会では全28プロジェクトがポスターや制作物を展示して前期の活動を報告した。

宮津和弘プロジェクトは、「Xの先には、Zがある!」をスローガンに、専大生のための新たなデータプラットフォーム「SENSHU-Z」の開発に取り組んでいる。投稿、検索、チャット機能は完成しており、それに加えて、生成AIによる質問応答機能の実装も準備している。デザインを担当したメンバーは「多くの人に快適に使ってもらえるように、ボタンの配置などUI(ユーザーインターフェース)を工夫した。正式リリースに向けて、さらにブラッシュアップしていきたい」と今後の展望を語った。
20240724ネ学プロジェクト中間発表会_02▲「SENSHU-Z」の使い方を説明する
宮津プロジェクト
20240724ネ学プロジェクト中間発表会_03▲石川県加賀市の魅力を紹介する山下プロジェクト

石川県加賀市の関係人口増加を目標に活動するのは山下清美プロ ジェクト。
メンバーが実際に訪れて発見した同市の魅力を、五感で堪能してもらう体験型の展示会を企画しており、その一部を公開した。

AI技術を暮らしに役立てようという研究も多く見られた。鈴木裕信プロジェクトは、手話話者との対話を目的としたウェアラブルデバイス の製作に挑戦中だ。「手話の動きを読み取り音声に変換する」「発話を文字として表示する」という2つの機能で、手話話者との円滑なコミュニケーションの実現を目指している。
20240724ネ学プロジェクト中間発表会_04▲開発中のウェアラブルデバイスを手にする
鈴木プロジェクトのメンバー
20240724ネ学プロジェクト中間発表会_05▲尾形プロジェクトは
ジェスチャーによる家電の遠隔操作を実演

尾形幹人プロジェクトのテーマは、ジェスチャーによって操作できる次世代スマート家電システム。
その一環として、骨格認識や画像認識の技術を使って、指の動きで部屋の照明を遠隔操作する仕組みを開発し、実演した。
それぞれの発表に対し、教職員や学生、関係者らからさまざまな意見が寄せられた。各プロジェクトではこれらを踏まえて、12月の最終発表会に向けて研究・開発を進めていく。

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