2024.07.04 Thu
ONLINETOPICS
悩みに気づいてあげられる人になるために
身近な人の命を守る「ゲートキーパー」研修を開催

身近な人の悩みに気づき、支えるための方法を学ぶ「ゲートキーパー研修」が6月24日、神田キャンパスで開かれた。千代田保健所と本学学生相談室(小峰直史室長)の共催で、商学部・佐藤由美教授の「社会科・地歴科教育法1」の授業内で行われた。NPO法人地域福祉推進事業団いのちのほっとステーション(千代田区)代表の渡辺和弘さんが講師を務め、学生や教職員など約50人が受講した。
自殺者数の高止まりが続くなか、生きることに悩んでいる人を守る「ゲートキーパー」の重要性が高まっている。今回の研修では、ゲートキーパーの役割として▽家族や仲間の変化に気づいて声をかける「気づき」▽本人の気持ちを尊重して耳を傾ける「傾聴」▽相手の話をじっくり聴く「受容」▽早めに専門家に相談するように促す「つなぎ」――の4点について理解を深めた。また、保健所職員によるロールプレイを見学して、具体的な声かけの方法などを学んだ。
特別な研修や資格は必要なく、心がけひとつで誰でもゲートキーパーになることができる。渡辺さんは「隣の人に関心を持つことが、優しい社会をつくるための第一歩」と述べ、「最近元気のない人が身近にいたら、『どうしたの?』と声をかけてあげてほしい」と、受講者に呼びかけた。
受講した法学部3年次生は、「誰かのために行動することには勇気がいるが、一歩踏み出すことで救える命があると改めて感じた」と話した。法学部3年次生は、「相談を受けた際、自分の価値観の押しつけは相手に負担を与えてしまう。傾聴や共感の大切さを学んだ」と研修の成果を語った。
また、神田キャンパス10号館図書館Knowledge Baseでは企画展示「あなたもゲートキーパー ~大切な人の悩みに気づく~」を7月26日まで開催している。心が疲れている人に手に取って欲しい本や、悩んでいる人を助けたいときに役立つ本を集めている。
自殺者数の高止まりが続くなか、生きることに悩んでいる人を守る「ゲートキーパー」の重要性が高まっている。今回の研修では、ゲートキーパーの役割として▽家族や仲間の変化に気づいて声をかける「気づき」▽本人の気持ちを尊重して耳を傾ける「傾聴」▽相手の話をじっくり聴く「受容」▽早めに専門家に相談するように促す「つなぎ」――の4点について理解を深めた。また、保健所職員によるロールプレイを見学して、具体的な声かけの方法などを学んだ。
特別な研修や資格は必要なく、心がけひとつで誰でもゲートキーパーになることができる。渡辺さんは「隣の人に関心を持つことが、優しい社会をつくるための第一歩」と述べ、「最近元気のない人が身近にいたら、『どうしたの?』と声をかけてあげてほしい」と、受講者に呼びかけた。
受講した法学部3年次生は、「誰かのために行動することには勇気がいるが、一歩踏み出すことで救える命があると改めて感じた」と話した。法学部3年次生は、「相談を受けた際、自分の価値観の押しつけは相手に負担を与えてしまう。傾聴や共感の大切さを学んだ」と研修の成果を語った。
また、神田キャンパス10号館図書館Knowledge Baseでは企画展示「あなたもゲートキーパー ~大切な人の悩みに気づく~」を7月26日まで開催している。心が疲れている人に手に取って欲しい本や、悩んでいる人を助けたいときに役立つ本を集めている。

ゲートキーパーの役割を学んだ
