2024.02.14 Wed
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坂口智康さん(平25経済)騎手免許試験合格
専大初ジョッキー誕生 障害専門 3月デビューへ


2024年度のJRA新規騎手免許試験の合格発表が2月6日にあり、坂口智康さん(平25経済)が合格。障害専門騎手として3月にもデビューする予定だ。専大からは初のジョッキー誕生となった。競馬学校創立(1982年)後、騎手経験がなく調教助手から騎手に合格するのは初めて。

坂口さんは学生時代、馬術部で活躍。全日本学生賞典馬場馬術大会で準優勝、関東学生賞典馬場馬術大会で優勝した。卒業後は北海道の牧場勤務を経てJRA競馬学校厩務員課程に入学。現在は美浦・尾形和幸厩舎で調教助手を務める。
20240214坂口智康さん_01
中学時代から騎手を夢見ていたが、視力が受験資格を満たさず断念した。ところが要件が緩和されたことを数年前に知り、騎手への挑戦を決めた。今回2回目の試験で見事合格を果たした。

33歳と騎手としては遅咲きながら、大学馬術、牧場勤務、トレセン勤務で培った経験を武器にレースに挑む。「20年来の夢がかない、ようやくスタートラインに立てた。障害競走のファンを増やしたい」と晴れ晴れとした表情で語る。
障害競走は、水ごう、生垣、竹柵などコースに設置された障害物を飛越しながらゴールを目指す。坂口さんは「平地のレースとは一味違うスリルを楽しんでほしい」と話す。
20240214坂口智康さん_02▲学生時代の大会で
=2012年11月第55回
全日本学生賞典馬場馬術大会(準優勝)
20240214坂口智康さん_03▲調教助手としてパドックで馬を引く
=2021年9月新潟記念(撮影大橋直志氏)
20240214坂口智康さん_04▲美浦トレーニングセンターでの調教
=2022年9月(撮影日刊スポーツ社木南友輔氏)

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