2024.01.12 Fri
ONLINETOPICS

問題解決型チャレンジプログラム(旧・課題解決型インターンシップ)
20チームが成果発表

キャリアデザインセンターが主催する本学独自の就業体験プログラム「課題解決型インターンシップ」が、今年度から「問題解決型チャレンジプログラム」としてリニューアルした。
企業や団体から提示された課題の解決策を考え、実行することに重点を置いていた旧プログラムに対して、新プログラムは、問題の把握や原因の分析といった上流部分にも関わる点が大きな特長。そこから解決策の立案・実行までを一気通貫で行うことで、問題の根本的解決を目指す。

今年度は、事業企画やマーケティング、イベントの運営など、多種多様な20プロジェクトが実施され、学生たちは学部・学年の垣根を超えた仲間と協力しながら奮闘した。約8カ月に及んだ活動の成果発表会が12月、ウェブで公開された。
20240112問題解決型チャレンジプログラム_01▲製薬業界の課題解決について考えた
アステラス製薬チーム

アステラス製薬チームは、欧米で承認済みの新薬が日本では使用できない「ドラッグ・ラグ、ドラッグ・ロス」の問題に着目した。問題解消に向けて啓発活動が必要と考え、高校生を対象にした出張授業を企画。メンバーの母校で計4回開き、講義やグループワークを行った。活動を振り返り、「前向きな感想が多く寄せられた。自分たちの思いを高校生たちに届けられた」と手応えを語った。

市の活性化を目的にした市民参加型コミュニティ「オープン川崎」と協働したチームは、ウィキペディアへの執筆・投稿を通じて、埋もれていた地域情報を世界に発信する活動に取り組んだ。生田キャンパスのある川崎市内の施設を選定し、文献・実地調査を実施。多摩区にある長念寺のページを新規作成したほか、日枝神社(中原区)など4件について大幅な加筆を行った。メンバーは、「デジタル化されていない情報やバラバラになっていた情報をまとめることができた」と成果を発表した。
20240112問題解決型チャレンジプログラム_02▲活動内容を紹介するオープン川崎チーム
20240112問題解決型チャレンジプログラム_03▲ブックフェアを開催した日本出版販売チーム

日本出版販売チームは書店併設型コンビニエンスストア「LAWSONマチの本屋さん」と協働し、向ヶ丘遊園駅近くのローソン向ヶ丘遊園南店で2つのブックフェアを開催した。10月は多摩区主催のまち歩きイベントとコラボし、区にゆかりのある本を集めたフェアを、11月は専修大学放送研究会AREAなど学内の個人・団体による選書の協力を得て、専大生をターゲットにしたフェアを開いた。どちらも売り上げ目標を大きくクリア。メンバーは自信に満ちた表情で、「大手ビジネスパートナーとの協業を通じて、プレゼン力、交渉力、問題解決力が身についた」と話した。

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