2023.12.05 Tue
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国際プログラミングコンテスト台湾大会で銅賞
ネットワーク情報学部の3人 

20231205国際プログラミングコンテスト_01▲ICPC台湾地区予選に臨んだ橋本さん、関根さん、中山さん(手前から)=10月22日
ネットワーク情報学部の学生3人が国際プログラミングコンテストに挑戦し、銅賞を獲得した。
参加したのは中山大晟さん(4年次)、橋本拓弥さん(3年次)、関根光さん(3年次)。10月22日に台湾で開催された国際大学対抗プログラミングコンテストICPC(International Collegiate Programming Contest )台湾地区予選に参加。13問中7問正解の46位で銅賞を獲得した。
ICPCは同じ大学で3人一組のチームを作り、プログラミングと問題解決能力を競う。毎年5万人以上が参加する世界規模のコンテスト。地区予選の制限時間は5時間。問題の難易度はさまざまで、複数のアルゴリズムを組み合わせて解く問題も多い。全て英語で出題され、読解力、考案力、数学力、プログラミング能力、チーム力などが問われる。

20231205国際プログラミングコンテスト_02▲銅賞の賞状を手にする3人と松永教授
専大チームは国内予選を経てアジア地区予選に進出。2会場にエントリーできるため、11月の横浜地区予選と併せて台湾地区予選にエントリーした。主に中山さんと関根さんが問題を読み解き、中学時代からプログラミングに取り組んできた橋本さんがプログラムを書くといった役割分担で臨んだ。

3人にとって初めての海外での大会。102チーム中、日本からの参加は唯一で「緊張した。自分たちの力がどれだけ通用するのか不安もあった」と口をそろえる。正解するとブースに風船が飾られる。関根さんは「周りのチームは英語読解も早く、次々と風船が渡されるのを見てあせる気持ちもあったが、優先すべきは何か考えて取り組んだ」。中山さんも「時間はかかってもいいから、正確に読み解くことが重要」との姿勢で臨んだ。
目標にしていた7問正解はクリア。橋本さんは「5時間コードを書き続けてきつかったが、絶対銅賞を獲るという気持ちで踏ん張った。目標は達成できたが、あと2問くらいは解けていたという悔しさもある」と振り返る。

本学では国内予選が始まった1998年から参加。当時から学生を指導している松永賢次ネットワーク情報学部教授は、「競技プログラミングの世界では部分点はなく、100点か0点か。そういったプレッシャーの中で、チームで協力し、スピードをマネジメントすることが求められる」と語る。昨年、10年ぶりに国内予選を突破し地区予選に進出。今回は過去二番目の好成績となった。

プログラミングを始めたのは大学からという中山さんは「授業や演習で能力を伸ばしてくれるので、自分でしっかり取り組み、分からないことは聞くという姿勢が大事だ」。橋本さんと関根さんは来年の大会を目指し、「今回明らかになった課題を克服し、レベルを上げていきたい」と話している。

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