2023.12.01 Fri
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石巻の魅力を紹介
神田で「いしのまき祭り」初開催

20231201いしのまき祭り_01▲大勢の人でにぎわった「いしのまき祭り」
「石巻を知る・感じる・好きになる」をコンセプトとした「いしのまき祭り」が11月19日、神田キャンパスの10号館1階エントランスホールで初開催された。

本学と石巻市が連携し、ソフトバンクや石巻観光協会などが協賛。専大生と石巻専大生が協力して展示やワークショップ、石巻焼きそばやかき汁の無料提供などが行われた。石巻市の齋藤正美市長も駆け付け、「石巻市を体感し、ファンになっていただきたい」と来場者に呼びかけた。会場には地域の方や校友など多くの人が来場し、石巻の魅力を満喫した。

企画に参加した専大生は、学生部主催の「新入生歓迎!石巻交流セミナー」に参加した1年次生34人。学生たちは事前のグループワークで石巻のことを学んだ後、8月に現地を訪問した。市内を見学し、地域最大のイベント「石巻川開き祭り」にボランティア協力した。人間科学部の1年次生は「復興や防災について学ぶとともに、学内外の人とつながりたいと思いセミナーに参加した。震災遺構を訪問し、語り部から話を聞いたことで、被害を語り継ぎ、今後に生かさないといけないと強く感じた」と言う。9月以降は石巻専修大学人間学部の学生とオンラインで意見を交わしながら、準備を進めてきた。

当日は、現地訪問時に撮影した写真を中心としたスライドショー、東日本大震災時のボランティア活動から現在まで続く専大生と石巻市の関わりを伝える写真展、被災の記憶を伝えるパネル展も開催。石巻市出身で現在は東京で暮らす女性は、震災や復興の様子を伝えるパネルを眺め「こうして首都圏の大学生が当時の様子を伝えて、ボランティアを継続してくれているのはありがたい」と語った。

このほか、〝猫の島〟として知られる田代島を手作りの模型で紹介。ミニ七夕飾り作りのワークショップ、学生が制作した観光パンフレットやポストカードの配布などもあった。

たまたま通りかかったという愛知県在住の女性は「豊かな自然やおしいしいものがあることが分かり、ぜひ行ってみたい」と、同じく千葉県在住の女性は「石巻焼きそばもかき汁もとてもおいしかった」と笑顔で会場を見て回っていた。

会場には、校友の姿も。全学応援団OBの若月紀一さん(平10商)は石巻専大の応援団との合同合宿で石巻を訪れたことを「大学時代で最大の思い出の一つ」と振り返る。「とても楽しいイベントだった。後輩たちにはボランティア活動などを通じて、今後も地域や社会を盛り上げていってくれることを期待している」と話した。

イベントを終えた商学部1年次生は「多くの人に来場していただき、現地で感じた活気やエネルギーを伝えることができたのではないかと思う。イベントを通して石巻に興味を持ち、現地を訪れてもらえればうれしい」と話した。
20231201いしのまき祭り_02▲好評だった石巻焼きそば
20231201いしのまき祭り_03▲専大と石巻専大の学生が協力して盛り上げた
20231201いしのまき祭り_04▲ミニ七夕飾り作りのワークショップ 
20231201いしのまき祭り_05▲石巻の見どころをスライドショーにまとめた
20231201いしのまき祭り_06▲震災直後からのボランティア活動など
石巻とのつながりを紹介
20231201いしのまき祭り_07▲被災の様子を伝えるパネル展

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