2023.11.20 Mon
ONLINETOPICS
人間科学部4年次 大水さん、小林さん
日本心理学会「学部生・高校生プレゼンバトル」ベストプレゼンター
日本心理学会第87回大会の若手の会企画「学部生・高校生プレゼンバトル 」において、人間科学部心理学科4年次の大水拓海さんと小林美月さんがそれぞれベストプレゼンターに選ばれた。この企画では、学部生・高校生が心理学に関係するテーマでプレゼンテーション動画を作成し、若手の会によってベストプレゼンターが選出される。
大水さんは「複雑系としてのうつ病の数理シミュレーション」について発表し、ベストプレゼンター(第一席)に選出された。大水さんは、うつ症状のネットワークの時間的挙動を検証するシミュレーションに対して治療コンポーネントを導入することで、有効な心理的介入法を検討した。本研究は、ALIFE2023で発表した内容を基に、治療コンポーネントが作用する症状による違いを検討している。大水さんは国里愛彦教授の計算論的臨床心理学研究室に所属し、計算論的アプローチについて学び、本研究に取り組んできた。
小林さんは「Latent Semantic Scaling (LSS)を用いて付与した感情極性値による不満度の予測」について発表し、第二席に選出された。小林さんは、極性辞書を自動生成する自然言語処理技術を応用して、文章に含まれる不満感情の強度を予測する研究を行なっている。これにより、従来の一般的な感情分析手法よりも精度の高い不満感情の予測が可能になることが期待できる。小林さんは小杉考司教授の心理統計学研究室に所属。2023年度は小杉教授のサバティカル(研究専念期間)に伴い、野村圭史兼任講師(東京大学)の指導の下で、本研究に取り組んできた。
大水さんは「複雑系としてのうつ病の数理シミュレーション」について発表し、ベストプレゼンター(第一席)に選出された。大水さんは、うつ症状のネットワークの時間的挙動を検証するシミュレーションに対して治療コンポーネントを導入することで、有効な心理的介入法を検討した。本研究は、ALIFE2023で発表した内容を基に、治療コンポーネントが作用する症状による違いを検討している。大水さんは国里愛彦教授の計算論的臨床心理学研究室に所属し、計算論的アプローチについて学び、本研究に取り組んできた。
小林さんは「Latent Semantic Scaling (LSS)を用いて付与した感情極性値による不満度の予測」について発表し、第二席に選出された。小林さんは、極性辞書を自動生成する自然言語処理技術を応用して、文章に含まれる不満感情の強度を予測する研究を行なっている。これにより、従来の一般的な感情分析手法よりも精度の高い不満感情の予測が可能になることが期待できる。小林さんは小杉考司教授の心理統計学研究室に所属。2023年度は小杉教授のサバティカル(研究専念期間)に伴い、野村圭史兼任講師(東京大学)の指導の下で、本研究に取り組んできた。

