2023.10.09 Mon
テニス TOPICS

デフテニス世界選手権 鈴木 梨子選手(文3)3個のメダルを獲得


デフテニス鈴木梨子_表彰式個人アップ_記載必須日本ろう者テニス協会提供▲シングルス表彰台で笑顔の鈴木選手
(写真提供:日本ろう者テニス協会)
ギリシャ・クレタ島で開催された第3回世界デフテニス選手権大会(2023.9.23~30 )にて、鈴木 梨子選手(文3・浦和学院)が女子ダブルスで優勝、シングルスで3位、ミックスダブルスで8位入賞を収め、続けて開催された世界デフテニスチーム選手権大会の団体戦では、初優勝に貢献した。今大会、金2個、銅1個と合計3個のメダルを獲得する活躍を見せた。

「慣れない環境の中、自分の強みをなかなか出せず、目標としていた全種目でのメダル獲得とはなりませんでしたが、多種多様なボールを打つ私のテニススタイルは“海外の選手にも通用する”と、新たな自信に繋がる大会でした。今後は、聴者(健聴者)の大会である来年の全日本学生選手権(インカレ)に出場できるように励み、さらには大きな目標である2025年の東京デフリンピックで、今大会で叶わなかった全種目メダル獲得を目指します。まだまだマイナースポーツであるデフテニスだからこそ、たくさんの方々のサポートがなければ出場ができませんでした。改めて感謝したいです。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

鈴木選手の今後さらなる活躍とデフテニスの知名度向上に向け、応援のほどよろしくお願い致します。

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生活に欠かすことのできない補聴器を外して行われるデフテニスは、まさに無音の世界。
「試合中、“聞こえない孤独”に飲み込まれそうになる自分がいます。だけど、 “聞こえないからこそ研ぎ澄まされる集中力”へと気持ちを転換させるんです」と鈴木選手は言う。

彼女のデフテニスに向けた思いなど、さらに詳しく知りたい方は、専修大学 ジャーナリズム学生のウェブメディアVIRIDISも是非ご覧ください。
デフテニス鈴木梨子_チーム写真
▲団体戦初優勝を果たしたチームメート(左端)
デフテニス鈴木梨子_ダブルス上から
▲女子ダブルス表彰台(右から3番目)
デフテニス鈴木梨子_個人写真
▲女子シングルス表彰式後

関連情報

大会結果情報(第3回世界デフテニス選手権大会)
日本ろう者テニス協会Facebook
VIRIDIS:鈴木選手記事
東京2025デフリンピック