2023.07.20 Thu
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「災害救援ボランティア講座」20周年記念フォーラム
SKVメンバーが防災の取り組みを報告


20230708災害救援ボラ講座20周年フォーラム01
専修大学など千代田区内10大学は、区と「大規模災害時における協力体制に関する基本協定」を結び、連携して災害対策に取り組んでいる。その柱の一つ、学生ボランティア育成のための「災害救援ボランティア講座」が20年を迎えたことを記念したイベント「大学・行政・社協・NPO等4者連携による防災・災害ボランティア育成フォーラム」(災害救援ボランティア推進委員会主催、専修大学など共催)が7月8日、神田キャンパスで開かれた。


行政、大学、NPOの関係者など、対面で約30人、オンラインで約50人が参加。本学からは学生団体のSKV(専修神田ボランティア)代表の山﨑恭稜さん(法3)と副代表の江波戸拓哉さん(法3)が、日ごろの活動内容などを報告した。
本学では2010年度以降、「災害救援ボランティア講座」を毎年開講しており、SKVのメンバーは全員が受講している。江波戸さんは、SKVの活動の一つとして、講座で学んだ心肺蘇生法、包帯法、搬送法を学内で復習する救命講習会を定期的に開いていることなどを紹介。山﨑さんは、「防災活動を通じてさまざまな人と関わることで多くの発見がある」「みんなで取り組むことで達成感や仲間意識を得られる」とやりがいを語った。二人の報告に対して会場から大きな拍手が送られた。

フォーラムでは、東京大学先端科学技術研究センターの廣井悠教授による基調講演、20年の成果報告、本学のほか法政、明治、上智各大学による活動報告が行われた。フォーラムを振り返り、江波戸さんは「専大は都心にある大学なので、避難所になることも想定される。他大学の活動報告にあった『避難所体験』の企画は、SKVでもやってみたいと思った」と話した。山﨑さんは、「防災に向けた取り組みには多くの方の力が必要であることを改めて感じた。SKVとして専門的な知識・技術を磨くのはもちろん、それ以外の方にも防災や災害救援ボランティアの重要性を広く伝えていきたい」と今後の抱負を語った。
20230708災害救援ボラ講座20周年フォーラム02▲活動のやりがいについて語る
SKV代表の山﨑さん(左)と副代表の江波戸さん

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